上越線小出駅より大湯栃尾又行きバスで約30分。
大湯温泉バス停で下車し、そこから宿の送迎で深い山間へ。
雪深い越後の山奥にある為、冬の間は休業します。
この橋の先にある一軒宿で、
裏手には駒ヶ岳。
登山口はすぐ近くにあります。
"ランプの宿 駒の湯山荘"に到着↓(※携帯電話圏外)。
隣には、日帰り入浴客用の休憩所↓もあります(宿泊客は終日可)。
囲炉裏付の角部屋に宿泊しました↓。
バス・トイレ・洗面所は共同で、洗面所の水はなんと温泉(湧水蛇口も1つあり)。
硫黄臭に驚きます。
宿の水道の半分以上は温泉水で、煮炊きにも主に利用しているのだそう。
ウエルカムドリンクのまたたび酒と塩胡桃(自家製)↓。
照明はアルコールランプ(奥)と電気ランプ(手前)の2つだけ↓。
なかなかよい雰囲気です。
早速、お風呂へ♪
女性専用2ケ所を含め、混浴露天1、混浴内湯2、貸切露天2(上・下)=計7ケ所のお風呂があります。
川沿いの混浴露天と貸切露天には先客がいた為、内湯へ。
こちらが混浴内湯↓
実は、男性専用はなく、混浴か女性専用のみ。
脱衣所は混浴用(男性?)と女性用に分かれており、女性脱衣所からだけ混浴へも行けるようになっています。
貸切以外は、男性にとっては落ち着かないかも知れません。
こちらが女性専用内湯↓。
源泉温度が33℃とぬるい為、小さな上がり湯が付いており、熱い湯を足せるようになっています。
交互に最低1時間以上入ると良いのだそう。
プツプツと気泡が肌に纏わりついてきます。
「先客が居てもいいや」、と混浴露天へ。
階段をどんどんどんどん下りて行きます。
混浴だけですが、女性はバスタオルを巻いての入浴OK~!
なので、心置きなく『ざぶ~ん』。
お湯の流れ出る勢いが素晴らしいッ!!
浴槽からどんどん流れ出て、隣の佐梨川へ注ぎ込むのが見えるでしょうか?
新緑を眺め、川の流れに耳を澄ませながら、ボーッ。
次の客が来たら出ようと思っている間に、1時間が過ぎてしまいました。
ついに待ち人来たらずで、上に戻ってみると、貸切露天(上)が空いてる♪
予約制ではなく早い者勝ちの為、タイミング次第なのです。
扉を開けると、そこには広いベンチ。
隣にはお風呂。
テントが赤いのが惜しい・・。
下を眺めると、急流。
とても水が豊富です。
夕食は18時~。
宿泊客全員が食堂に集い、始まります。
まずはお膳。
地元の食材を使った郷土料理が盛りだくさん。
炭焼きの岩魚に、
巨大椎茸、山菜の天ぷら。
ご飯に、豚汁。枇杷に餅入笹粽。
部屋に戻ると、ランプに灯がともり、囲炉裏には炭が。
何とも言えない風情です。
翌朝は7時半から朝食。
お膳(かじか甘露煮、大力納豆など)+豆乳湯豆腐。
美味しくって、ご飯をおかわり。
食後には最後の入浴を楽しみました。
入れませんでしたが、こちらが貸切露天(下)↓。
累計約3時間半。
今迄にないほど、長時間入浴しました。
でも、全く湯あたりなし。
とても素敵な湯宿でした
。
(2011.06.04)