ぽかぽかと晴れたある日の出来事。
『ちょっと見せてもらっていいかしら~?』
ある女性がお店に入ってこられました。
『ええ~、どうぞ、ごゆっくりご覧下さい。よろしかったら、お手にとってご覧下さいね。』
『(手を合わせる素振りで)買わないからね~見るだけだからね~』
『ええ~、良いですよ、お気になさらないで、ごゆっくりご覧下さいね~。』
『わたし、最近は白内障で良く見えないのよね・・・この価格なんかも・・・
きっと目が飛び出るほど高いんでしょうね~ゼロがいくつもくっついて・・・アハハハハ~』
『ははは、そうかも知れませんねぇ~』
ひとしきり見ながらお話などをした後に、お店から出て行かれようとして、
『どうもありがとう。見るのは好きなのよ~、また来てもいいかしら?』
『ええ、どうぞいつでもいらっしゃってくださいね。』
『ところで、さあ、買わないんだけど・・・参考までに先ほどの梅の絵柄のお皿はおいくらなの?』
『えっ、あの絵皿ですか?』
『そうそう、あの綺麗なお皿。』
『ああ、ちょっと待ってくださいね~、えっとあのお皿は、2400円です。』
『えっ、2400円?そんなに安いの?24万円じゃなくて?』
あるチャーミングなおばあちゃんとわたしとの会話です。
お皿が一枚2400円。
安いか高いかは人それぞれでしょうけれど、お皿一枚24万円って、いったいどんなお皿なんでしょうか・・・?
そんな高いお皿って、ははは・・・汗。
アンティークって高価なんでしょ?
答えは、『Yes』でもあり『No』でもあると思います。
現在は生産されていない物との比較ですから正直、難しいのではあるけれど。
現在では、低価格でお客様に提供する企業努力が見られる新製品も多いので、そういった原価を極限まで切り詰めた製品には、価格面ではなかなか勝てないような気もします。
一方で、『最近は古い物しか興味が無いのよ・・・』というお客様も結構いらっしゃいます。この気持ちは、まるでわたしの考えを代弁しているかのようで、事実、気が付くとわたしもそうでした。
『古いもの=ボロい物』というわけではけっしてなくて、今は無いデザインだったり、味だったり、という魅力に取りつかれるのです。
送料や関税などの『魔物』がついて回るので、一枚50円とか100円のお皿をご紹介するのは難しいのですが、これからも努力してゆきたいと思うのです。。。
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