コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

OMC (Otagiri Mercantile Company):ポリネシアン文化と日本の陶磁器

2012-06-07 15:59:42 | アメリカ陶磁器ガラス
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海外にもたらされた日本製の陶磁器。

歴史はかなり深いようで、世界各地に輸出されましたが、最近では里帰り薩摩などが人気のようです。

ただ、日本と海外では趣味趣向が異なり、大そう派手な金襴手の大振りな1メートルほどの壺などが室内装飾などに好まれる海外に対して、日本では大振りはあまり好まれません。

また、マッコブのコンテンプリのシリーズでお馴染みですが、海外の会社が主導で製作のみを日本で行った例も有名です。



こちらはコンテンプリ・シリーズのピッチャーのデザインに酷似したものなのですが、実は隣のカップ&ソーサーとほぼ同じ背丈のミニチュアです。



で、カップ&ソーサーの両脇を飾るのが日本製のアイテム。

品質はもちろん申し分ございません!



どちらも1960年代製で、OMC(Otagiri Mercantile Company)という、サンフランシスコに本社のあった会社により全米各地で販売されました。

1960年代当時に同様に日本で製造されていたポール・マッコブによるCONTEMPRI コンテンプリ・シリーズのピッチャーをそのまま縮小したかのようなデザインとなっていますが、マッコブのテーブルウェアを売り出したジャクソン・チャイナとの関係は不明。

もしかしたら、両者の製造を請け負っていた日本の陶磁器メーカーが同じで・・・(笑)

私たちに一番馴染みのあるアメリカというとハワイなのでしょうが、1959年、一番最後に合衆国に加盟したハワイは他の州とは明らかに異なるポリネシアンの独特の文化・習慣を持つ土地柄。

それらがアメリカ本土の人々には興味深く映ったのか、各地でバーやレストラン・モーテルなどのポリネシアン文化をモチーフにした商業施設が作られました。

同時に各地で販売され現在も人気のポリネシアン・アイテム(TIKIマグなど)はその多くが、日本で製造されOMCにより全米各地に販売されました。


ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!

詳しくは、こちらから。。。



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