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大日本帝国の二次大戦その8

2015-08-15 12:00:00 | 社会・地理・歴史

戦犯とは誰がどう決めたのか、そしてどう裁いたのか。

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戦勝国

戦艦ミズーリ号での日本の降伏調印式で掲げられていた国旗は、ペリー来航当事のアメリカ国旗、
アメリカにとっての戦勝はペリー以来の宿願の達成であり、そして日本本土に攻め込んで勝利した
唯一の国としてのセレモニーである。「太平洋戦争」という呼び方も無論その一環である。

その定められた戦争開始時期、満州事変からというのも、アメリカの中国における権益が崩壊した
時点である。この点では中国もその子分としてのついでである戦勝国入りではある。

そして誰が戦犯に相当するのかを決めたのもアメリカ事実上アメリカである。現代の日本人が
第二次世界大戦を「アメリカに負けた戦争」と考えるのもつまりはそういう実質を反映したものである。 

戦犯 

A級戦犯などは現在「裁かれるべき犯罪者」なのか、それは犯罪かどうかの可否はともかく、
東京裁判により刑が確定、執行されたものたちを犯罪者と呼ぶべきなのかどうか、つまりは
浅原彰晃(現在裁判中)や刑が確定した死刑囚たちといったすでに裁かれた者達をそう呼ぶか、

あるいは田代マサシなど受刑後釈放されたものをさらに裁かれるべきと捉えるかどうかという
問題でもある。これはもちろん裁いた戦勝国による裁きに納得していない、それとは違う価値観で
裁くべきという主張でもある。死刑以上の裁きは現代の法体系には無いが、それとは別の

当事そういった近代法による支配が機能していたアメリカ・日本以外では民衆レベルを含めて
そういった前近代の法体系による支配が確立しており、そうではない、少なくとも近代法に近い
裁きを求めた、それが玉音放送で言及された維新政府以来の「国体」の内容の、主要な1つである。

合祀 

靖国神社にはその受刑者達も合祀されている。それは遺族団がそのように求めた結果でもあり、
もともと戦死者のみが認められたものを国家の公務による「服務死」に拡大してことである。

ただし所謂A級戦犯の、さらにそのまた一部に富田メモに言及された、裁判中などに病死した
服務死とも言い難い者の合祀に関して、神道のトップとしての不快感から天皇や神社本庁などの
庇護が外れたことも靖国神社がこれほど騒がれる一因ではある。遺族も高齢化し減っているのに。

通常、宗教による祭神の取り消しは名誉の取り消しと不可分である。だからこそ神社側も祭神の
取り消しには応じないし天皇陛下もそのことには私的にも言及しないのである。元々の設立の
経緯自体、「統一国家」という思想の流れで祭神の範囲を無理やり拡大している為でもありそうです。

続きます。

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