MY LIFE,MY SPIRIT by Masato

今までの人生で感じたこと、自分の考え方を率直に語ります

前世リーディング11-魂の器

2007-06-11 15:59:18 | Weblog
リーディングは古代エジプトの転生の後、イスラエル、メキシコでの転生について語りだした。

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イスラエルに生きていた前世では、知恵や格言、ものの道理、生き方、神様のこと、神様の法則などに心を向けました。
いつも考え、そして周りを観察し、確かめる人でした。

メキシコに生きていた前世では、商売を営んで、様々な生活用品を取り扱っていました。
衣類や食材が主でした。交際範囲が広かったですが、自分なりの考えに癖のある人でした。
味のある人でした。人情味がありました。
しかし自分の信念が強いあまり、自分の価値観や、やり方が異なる人のことを排除したり、厳しく相対したりしました。
自分の価値判断をはっきり持っていて、それによってあなたの周りが二分されてしまったのです。それでも陽気で明るく、周りの雰囲気を保ちながら、人生の機微を楽しんだり、味わっていました。
この世的な面が強い人生でした。

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イスラエルの人生は8千年前だという。しかし一体何の仕事をしていたのかこれではわからない。わかるのは考え深い人物だったということだけだ。

メキシコの人生は面白い。商売を営んでいたそうなので、今の自分になじみやすい。
リーディングの感じからすると、人情にあふれて面倒見がいいおじさんというイメージがある。今の自分とは大分イメージが違うが、こんな太っ腹の商売人のおじさんみたいな人生もあったんだなと思った。この世的にはこういう陽気で楽しい人生の方が幸せだろう。おそらくイスラエルの人生が堅かったので、バランスを取るためにこうした人生を選択したのかもしれない。

しかしこの人生でも、自分の信念が強いあまり、自分の価値観や、やり方が異なる人のことを排除したという。おそらく部族内で対立があり、敵対勢力とぶつかったのだろう。この性格はどうもこの人生あたりからあるようだ。

メキシコの人生は今から6千年前だそうで、それから何度も転生しているだろうから、今はこの頃よりは少しは進歩しているとは思う。今の自分は敵対勢力であっても、まともに喧嘩をするようなことはしない。しかし今でも自分とあまりにも価値観の違う人を許容するだけの器には欠ける。また世間の一般常識に欠けるような人間はどうしても好きになれない。

今いるサークルでも、いろんな価値観の人達がいる。テニス好きな人は大抵常識人なのだが、しかし一部に非常識な人間もいる。

ある人は常に自分が全面に出ないと気が済まず、何かにつけて仕切りたがる。コート上でも毎回コーチをやりたがるが、自分のテニス持論をコート上で偉そうにがなり立てる。初心者はボールを打つので精一杯なので、そんなに言われても理解できるはずがない。しかしメンバーがうまく打てないと怒り出す。
テニスサークルというのはみんなで楽しくテニスをしたい人達が集まっているのに、そうしたメンバーの要望など彼にとってはどうでもよく、自分の教えたい事を押し付ける。まるでこの人のテニス論の実験のためにやらされているようで、受けるメンバーが可哀相だ。サークルに初めて来た人の中には、彼のやり方にうんざりして入らなかった人は多い。第一自分自身もコントロールできないような人間に、コーチが務まるはずがない。

こういう非常識極まりない自己中心的な人間は大嫌いだ。僕とは犬猿の仲で口も聞かない。僕とだけ仲が悪いのなら二人の相性の問題だろう。しかし彼はみんなに嫌われて、周りには誰も寄り付かない。飲み会でも食事でも、人が興味ないうんちくを延々と話し続ける。HPの掲示板にはテニスとは関係のない自分の趣味を書き込む。こういう超自己中心的な人は誰にでも嫌われて当然だ。いろんな人を見てきたが、これほど酷い低レベルの人間は初めて見た。

彼もみんなに相手にされずに寂しいのだろうが、みんなに迷惑をかけているのは事実である。こういう人は自分が正しいと信じて疑わないから、はっきり言わないと絶対わからない。会長が毅然とした態度で改善を求めるなり、辞めさせるなりしたらいいのにと思う。このままでは本人のためにもならないし、周りの人達も迷惑を受け続けることになる。あなたのここが迷惑しているとはっきり伝え、ショックを与えればこれを契機に反省して改善するだろう。それが本人のためである。

だが日本人特有の事なかれ主義だろうか、誰もそうしようとはしない。僕が会長だったら、多少の混乱が起きるのは覚悟で、自分の責任で絶対に辞めさせている。それは自分が嫌いだからというのではなく、みんなに気持ち良くテニスをしてもらうためだ。そのためなら憎まれ役くらい買って出る。しかしやりたくても権限がないのにはいらいらさせられる。

メキシコの前世から6千年経った今でも、こんなところに魂の傾向性が埋まっているのだろうか。リーディングでは常識を重んじ、正義感が強いと言われたが、いつもは自分に正義感があると意識することはない。しかしみんなに悪影響を及ぼす人間を前にすると、生来持っている正義感がうずくのだろうか。他の人達に迷惑をかける人間は許せず、むしょうに腹が立つ。さすがにこういう非常識な人間を許容するだけの器は僕にはない。

僕の場合、器を横に広げるよりも、上に上昇していこうとする傾向が強い魂らしい。それはこのリーディングや以前受けたスピリチュアルカウンセリングで指摘されている。

学生時代にサークルを作った時も、向上心が強い上級者だけのサークルを作った。上級者はサークル内で上手な人とはあまり打ち合えず、初心者のコーチをやらされるケースが多くて不満がたまっていた。そこでテニスが上手く、自分たちと気が合うメンバーだけを誘った。学内ではうちのサークルにいるというだけで、上級者だと認められるから鼻高々だった。彼らと集まり、ハイレベルな練習や試合ができるのは楽しかった。

パソコン教室の仕事をしていた時も、最大限優秀で価値観の合う人材を集め、そういう人材の能力を活用し、顧客が最大に満足できる教室を目指した。まずは質の追求、店舗の拡大はその次だった。

質を追求して上に上ろうとするのが僕の魂の特徴で、僕が何かを作ろうとするとこういうスタイルになる。これはこれで結束が固く、上昇志向の人には快適だと思う。しかしこういうスタイルでは上には登れてもどうしても横には広がらない。許容範囲が狭いのである。

最近新しく入ったテニスサークルは、僕のやり方と対照的である。ここは20代から60代まで年齢層が非常に幅広い。テニススキルも初心者から上級者までバラバラで、それほど上手い人がいるわけではないが、それはそれで多様性があって面白いなと思った。

オーナーと話をしてみたら、とても優しくて誠実な人柄の人だった。彼は2つのサークルを運営していて、合わせると400人いるマンモスサークルだという。仕事そっちのけでサークル運営に没頭しているらしい。てっきり年上かと思っていたら、ずっと年下だというのに驚いた。

彼を中心にして、運営スタッフが2人いるが、スタッフも優しくて感じの良い人だ。スタッフが感じ良いからメンバーも感じ良い。こういうサークルなら、前述したような自己中心的な人は自然とスポイルされる。ここなら毎回嫌な思いをすることなく、気持ちよくテニスできる。
テニススキルよりこうした雰囲気の方が大切だと実感した。今までなかなか定期的に通える新しいサークルが見つからなくて困っていたが、ここなら場所も近く、雰囲気も良くていい。やっとホームサークルが見つかった。

彼はいつもメンバーの気持ちを考える人で、優しすぎて優柔不断といわれているようだが、こういう世知辛い世の中、人間は優しすぎる位でちょうど良いのかもしれない。彼の人柄がサークル作りに表れていると思う。

彼と比べると自分はまだまだ人間としての器が狭いなと感じる。僕は自己研鑽を目指すあまり、器を広げることをないがしろにしていた。前世で幸せな家庭を作って来なかったのが、魂の成長の限界に来ているのかもしれない。
家庭では価値観の違う配偶者とずっと一緒にいなければならないし、子供は自分の思い通りには育たない。こうして人生の不条理を感じるが、魂の器を広げるには必要な学びだという。僕もこれから結婚して子供を作り、育て、父親としての経験を積まないと魂の器は広がらないのだろう。

そんな経験をぜひやってみて魂の器を広げたいと思う。しかしそうしたいと思ってもなかなかできないのが僕のカルマだろうか。まだまだ修行は続きそうだ。



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