白鷺だより

50年近く過ごした演劇界の思い出話をお聞かせします
     吉村正人

白鷺だより(256)劇団喜劇座全記録

2017-08-27 07:47:44 | 演劇資料
喜劇座公演全記録

39年 8月  芦屋雁之助(33)・小雁(31)で「劇団喜劇座」を結成
若き役者諸君!! この座長・副座長の年齢を見ろ あんたたちと変わらないではないか
 「洒落たギャグ スマートなドタバタ ちょっぴりホロリ ほろ苦い喜劇です!」

1、39年 9月 中座 第一回公演
  
「歩兵(ひょこ)」「江戸っ子長兵衛」「珍説石川五右衛門」
 由利徹 佐山俊二 芦屋雁之助 小雁 イーデス・ハンスン
2、39年 10月 南座劇団旗揚げ公演        
     「歩兵」「トーチカの五人」「雁四郎一番手柄」
     谷幹一 いとし・こいし 雁之助 小雁 雁平
3、39年12月 朝日座 劇団喜劇座公演
      「よじょう」「なべ」
     茶川一郎 三原葉子 雁之助 小雁
40年 1月 朝日座  松竹家庭劇新春特別公演に特別参加
     「大正旅館」「浪花三悪人」「どこがちがうねん」
   曾我廼家十吾 石井均 高田次郎 雁之助 小雁 雁平
4、40年 3月 中座 喜劇座公演 
「腹一文字」「釜ヶ崎」「おばあちゃん」「泥棒と若殿」「遠い海」「次郎長三国志」
     谷幹一 森川信 雁之助 小雁 雁平 花園ひろみ
5、40年 6月 朝日座 喜劇座公演 
    「切株の花」「おんばはん」「風流仇討はなし」
     いとし・こいし 東千代之介 伊東亮英
6、40年 9月 中座 喜劇座公演
「謎の美人屋敷」「風鈴」「坊ちゃん」「弥次喜多道中記」「ちゃん」
古今亭志ん朝 茶川一郎 谷幹一 芦屋雁之助 小雁

この月南座で天外倒れる テコ入れとしてミヤコ蝶々・南都雄二が加入

7、40年 11月 南座 劇団結成一周年記念公演
「花嫁修業中」「雨のひまわり」「人情喜劇江戸っ子駕籠屋」「雪山讃歌」「大阪侍」
  佐山俊二 由利徹 花園ひろみ 雁之助 小雁
41年 1月 朝日座 松竹家庭劇に特別参加
   「閣下」「アットン婆さん」
   曾我廼家十吾 明蝶 高田次郎 石井均
8、41年 3月 南座 喜劇座公演
「真説けちんぼ侍」「とんびと鷹」「裸の大将」「夢で歌えば」
 雁之助 小雁 雁平 高石かつえ 石井均 秋葉浩介

4月松竹新喜劇 藤山寛美を除籍

41年7月 大劇 劇団喜劇座日本歌劇団爆笑合同公演
 「明治100年史」「喜劇 吸血銅鑼Q寺院」
9、41年 9月 南座  劇団結成二周年記念公演
「女座長と大根役者」「踏切の目」「坂本竜馬」「どんごな子」「落鮎物語」「孫悟空」
榎本健一 楠木トシエ 南利明 伊東亮英 芦屋小雁

以降劇団単独公演はなくなる 

41年 10月 朝日座 喜劇特別公演
「秋なすび」「がむしゃら教室」
かしまし娘 高橋元太郎
42年 11月 朝日座 錦秋喜劇特別公演
   「ねずみっ子」「秋の花火」「けちんぼ夫婦」
阿井美千子 松山容子 伊東亮英 芦屋雁之助 小雁

そして・・・・
44年7月31日 解散

(おまけ)44年8月 中座 白木みのるが吉本を辞め松竹初座長公演
前狂言「どっこい想話」の脚本・演出 芦屋雁平 本間千代子

劇団公演9回

作者 茂木草介 藤本義一 土井行夫 尼子成夫 中山十戎(雁之助)谷口守男ら
詳しくはブログ(48)劇団喜劇座台本一覧を参照してください


追記 なお吉村はこれらの作品は一度も見ていない
ただ後年「どんごな子」は舞台監督でも付いたし時代劇に変えて演出もした
「なべ」は「どっちやねん」「トンビと鷹」などとタイトルを変えて何度も上演
挙句の果てには僕は「火の大輪」と変えて上演した


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1 コメント

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Unknown (tomotada007)
2019-09-10 16:06:06
昭和41年3月 喜劇座南座公演の際、雁之助師匠に誘われて、私は弟子となり 芦屋凡凡(2代目)を
名乗り、4月名鉄ホールが初舞台でした、
金星プロ 金語楼さんとこと劇団喜劇座 合同公演、
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