傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
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大相撲夏場所所感

2017-06-07 10:17:20 | 日記
                                大相撲夏場所所感
1)はじめに
スタート時には稀勢の里場所の雰囲気だったが、終わってみれば中盤は白鵬・日馬富士・高安の優勝争いとなり終盤には白鵬が抜け出して優勝した。さすがと言いたい。優勝式の後のコメントで「帰ってきました」と満面の笑みで応えていたが1年ぶりの復活の思いがこもっていた。途中休場した稀勢の里も復活するだろうし次世代を担う新鋭の活躍が目立つようになり大相撲も活況でファンの一人として喜んでいる。
関心のある力士たちについて感想を残しておく。
2)白鵬は新目標を達成するだろう
ここ1年怪我による休場もあったし相撲に精彩を欠いて優勝を逃し、稀勢の里の横綱昇進と連続優勝で第一人者としていろいろな思いがあっただろうが、今場所は最初から優勝を狙う万全の取り口が続いた。無敵時代の白鵬とは違った堅実で焦らずに勝ちを積み重ねたという感じだった。全部見たわけではないが、ヒヤッとした日は記憶にない。特に印象に乗ったのは14日目の照の富士戦と千秋楽の日馬富士戦だ。不利な体制になっても焦らずにジックリ構えて勝機を伺い一瞬の隙に態勢を挽回して攻め勝った。また、10日目の高安戦も優勝に絡むと認識していたのだろう相手は下位なのに相手の体に頭をつけて食い下がる万全の態勢から勝っている。体力的に峠を越した彼の今後の相撲を見せられたということだろう。
 「大鵬の31回優勝を越えた後、目標を失った気持がしたが、今回38回優勝できたので当面40回優勝と魁皇の1047勝達成を目標とする」と言ったが、恐らく達成するだろう。大相撲界の大功労者だし人間的にもシッカリしている。天晴れだ。
3)日馬富士もよく頑張った。
軽量で怪我が多い横綱だが、今場所は素晴らしいスピード相撲で勝ち進み終盤白鵬と全勝対決かと予想した時もあった。しかし11日目御嶽海との相撲で足が滑って大きく土俵をはみ出し痛い黒星となって白鵬に1差つけられた。高安との相撲も完敗でなくチョットした弾みによる負け。彼としては残念だっただろう。そして、14日目に豪栄道に負けたのは力の差でなく白鵬と2差となって意欲がやや減退したためと見る。ということで本当に負けたのは白鵬との相撲だけだったと思う。千秋楽だけは横綱としてのライバル意識燃やして善戦したとみる。ただ有利な状態に組んだが、それを生かしきれなったことは白鵬との実力の差を示した。これまで彼の今後について悲観的な見方をしていたが、今場所の頑張りを見る限りまだ何回か優勝はありえると見る。
4)稀勢の里・怪我には勝てない
マスコミが3連覇とはやし立てていたが、解説者の北の富士は「優勝は無理。10勝できれば立派」と予想していた。初日の嘉風戦は休場明けの相撲感の欠如、4日目の遠藤戦は遠藤が前に落ちたと早合点して気を抜いた負(これも相撲感の一つ)と理由を考えて中盤以降に期待したが9日目の栃煌山戦以降の3日は全く相撲にならない完敗だった。結局「力が入らなくなった」という申し出で休場したが怪我の影響なら仕方がない。それまでの6勝もそういわれてみればすっきりした勝ち方ではなかったと思う。始めから無理だったのだろう。幾ら横綱といえども、充分な稽古なしに本場所に出たのでは無理と言うことをファンに知れしめた。怪我を悪化させたり新しい怪我がなかったとすれば幸と考えるべきだろう。
 照ノ富士も無理して出場を続けてきたが1年経ってようやく回復の兆し。稀勢の里も名古屋場所を休んで怪我を完治させるという選択肢もあると思う。今場所のような状態の継続は横綱には許されないと思うしファンに対しても失礼になるのではなかろうか。
5)鶴竜
覇気のない負け方。病気?怪我。コメントする気にもならない。一体どうなったのだろう。
6)大関陣は?
①照ノ富士
スタートに連敗したがその後復活して勝ち続け優勝に絡み、12勝したことは一応評価する。高安との相撲に勝ったことは彼の意地を見せたし大関の貫禄を示した。殆ど怪我は治った感じ。ただ強引な小手投げなど粗っぽい相撲があり、相手が大怪我する恐れがある。協会で注意すべきではなかろうか。体力もあるし、日馬富士と同部屋で当たらないので星一つ助かる。今後怪我さえ完治すれば横綱昇進の候補でもある。
②豪栄道
後半頑張って何とかカド番を脱した。怪我が多く好不調の波が激しいが不調の期間が長いように思う。体調管理を上手くやらないと現状維持が精一杯。
7)3役は頑張った
①高安
大関昇進おめでとう。「優勝を狙う」と宣言して勝ち進んだが、終わって見れば11勝どまり。3場所合計34勝して大関昇進の目安33勝を一つ越したが、彼自身にもファンにも不満な成績だった。特に終盤正代に簡単に負けたことは反省すべきだ。日馬富士に何とか勝って昇進を確実にしたが、若し負けていたら3場所で33勝したがもめただろう。しかしともかくここ数場所下位には殆ど負けなく安定した成績で実力を証明した。今後もう一工夫して大関横綱戦にもっと勝てるようにしないと上にあがれないと思う。大柄で力のある照ノ富士対策もその中の一つだろう。
②玉鷲
 ここ数場所見違えたように強くなった。相撲が早くあたりが強くなったのだ。
高安を倒した力はホンモノと思う。まだ総合的には高安が上だが次ぎの大関候補に名乗りを上げたと思う。
③琴奨菊
前半は1勝7敗とどこまで負け込むかと心配されたが、後半6勝1敗で何とか7勝で小結には留まれそうだ。ただ往年の突進力は通じなくなっているので今後は良くても現状程度ではなかろうか。
④御嶽海
 当たりも激しく馬力がある。もっと勝ってもいいと見ているが意外に勝ち星は少ない。何か工夫がいるということだろう。正代と二人は大関を狙うライバルと思う。近い将来大きく伸びる可能性があると思う。
⑤嘉風
 激しく早い相撲で何とか小結の地位を守った。歳を考えれば天晴れと言いたい。ただ彼の戦法は既に他の力士に読まれているのでこれ以上の成績を常に上げるのはかなり困難と思う。暫く3役を守り続けるのが彼の力相当の目標ではなかろうか。
8)前頭展望
①遠藤
3役を目の前にして又負け越し。正統派の技術を身につけているが、大人しい相撲で激しい動きについていけない負が多い。性格の関係だろうが若さが見られない。彼の相撲は大鵬柏戸時代なら立派に通用しただろうが今のやり方のままでは上にあがれないと思う。現代の格闘技的な相撲に適した粗っぽさを身につける必要があると思う。
②栃煌山
嘗ては大関候補だったが現在は幕内上位から中位を上下しているようだ。意慾もあまり感じられない。数場所この状態が続くなら彼の復活は諦めよう。
③正代
大きく勝ち越し来場所3役候補。高安に勝った一番は大きい。ただ御嶽海に比べると立会いに甘さがあるが御嶽海とライバルで大関を争ってほしい。
④妙義龍
幕尻で大きく負け越したから十両に落ちると思う。考えられない凋落だ。ここのところは新鋭の若手にお株を奪われて影が薄くなってしまった。彼も怪我のためだと思う。嘗ては大関候補といわれた技術派だったが。ただ怪我が完治しさえすればまだ3役の力はあると思うのだが。
⑤千代大龍
十両から復帰したがここのところ幕内下位に定着している。9勝したが。将来の大物と期待されたが病気持ちとなっては無理な話になった。残念ながら病気と言うハンデを考えて今後もこの程度かもしれない。
⑥逸ノ城
新入幕時代の勢いがなくなり何かモタモタして激しく動く相手にやられている。8勝では本人もファンも不満。大きいからある程度仕方がないがその対策をもっと研究しなければ上に上がれない。少しずつ改善されているが、まだまだ不十分。
⑦栃ノ心怪我が治ってこの位置としても出来すぎの12勝と見る。来場所上位で10勝すれば本格的な復活と思うがどうなるだろう。とにかく力持ちだ。
⑧宝富士 何時ものような粘りがなく大きく負け越し。彼も怪我の影響か?
⑧勢   上位とあたらないのに9勝とはやや不満。
⑨北海富士・貴景勝・輝
それぞれ10勝と11勝・9勝。 将来の有望力士だから来場所上位での活躍に期待。来場所上位の洗礼を受けた後が楽しみ。
⑩宇良・石浦 
小兵の技能力士でライバル意識がある。今場所は宇良が一歩前進の感。宇良のほうが技能面でより多く印象を与えている。来場所上位にどのくらい通用するか楽しみだ。宇良の極端に低い構えに始めての相手はてこずるだろうし、嘗ての舞の海以上の珍奇な技が目立つ。
⑫豊山・阿武咲 新入幕だったが明暗が分かれた。豊山は4勝で十両陥落するだろう。将来を期待される大物だけにカムバックを期待する。阿武咲は10勝と好成績で来場所上位での活躍が楽しみ。
⑬魁聖と碧山大型外人力士だが両者とも振るわなかった。魁聖は怪我が影響ときく。幕尻15枚目で7勝だから16枚目で留まるか十両に落ちるか微妙。
⑭千代の国・大栄翔・千代翔馬新鋭力士の3人は激しく動いた善戦の印象は残るが「家賃が高かった」のか負け越した。上位の壁は厚かった。
⑮松鳳山 この位置で6勝で負け越しは不満。半年前までは高安と同格と見ていたが完全に格差がついてしまった。
9)十両以下の関心のある力士
①豊ノ島
怪我で2場所全休して幕内から幕下に落ちたが未だ完治しないのだろう。2場所目には6勝1敗で先々場所は2枚目に上がり十両へ復活のチャンスだったが又怪我で1勝しか出来ず19枚目に落ちた。今場所も怪我が治らないのだろうか、3勝4敗と負け越した。来場所更に下に落ちるから仮に全勝優勝しても十両へは無理だろう。怪我を治せば幕内の力はあるのだから11月の福岡まで頑張って来年十両で相撲が取れるようになればと期待している。栃ノ心の例があるのだから辛抱して頑張ってほしい。

②大砂嵐
十両筆頭だったが、大きな負け越し。実力からは考えられない。恐らく怪我が治らないのだろう。栃ノ心の例もあるのだから怪我を完治させて復活してほしい。
③安美錦十両に定着してしまって中々上がれない。歳を考えると難しいか。しかし今場所も最後に優勝を争うまでの星を残せたのだからもう一花を咲かせて幕内に戻れると思う。ただ上位までは難しいように思う。
10)おわりに
嘗て幕内上位の常連だった魁聖も危ないし妙義龍は陥落確実、陥落したままの安美錦や大砂嵐―――頑張れ!!栄枯盛衰を感じるがこれも大相撲の魅力だ。
来場所稀勢の里はまだ完調にならないと思うが、白鵬・高安他新鋭の活躍でファンを興奮させてほしい。
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