傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
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平成29年大相撲福岡場所感想

2017-12-12 09:54:39 | 日記
                              平成29年大相撲福岡場所感想
1)はじめに
 日馬富士の暴行事件で本来の相撲以外の話題が多いが、区別して感想を述べることとする。場所としては白鵬の強さが目だって危なげなく優勝したように思う。ただ彼の相撲っプリには若干問題があるようで本文で言及したい。
その他関心があった力士についてコメントする。
2)白鵬の第40回目の優勝は天晴れだ
 休場明けだったが、出だしから猛烈な強さで相手を圧倒した。ただ終盤宝富士との相撲で土俵上を泳ぐような危ない場面が2回あったが見事残して勝った。足腰のよさを示した相撲だった。嘉風との相撲は確実に立会いは成立していたのに嘉風が待ったをしたと勘違いして力を抜いたため寄倒された。彼は不満で力士には権利のない「待ったではないか」と物言いをつけるような仕草をして嘉風の勝ち名乗りを遅らせたが、横綱としてあるまじき無礼な態度だった。後から協会から厳しく咎められたが当然だ。
嘉風は白鵬が一頃唱えていた「後の先」戦法を使い遅く立って力を抜いた振りをしたということらしい。
優勝を決めた遠藤の相撲での右ひじのカチアゲは凄かった。勝ちたい一心での行動だったが、果たしてあのカチアゲはルール上許されるのだろうか。禁止すべきではないか。遠藤はその一発で腰が砕けた。白鵬も加齢が進んで若い頃と戦術を変えないと
勝てないと自覚してきたのだろう。このカチアゲのほか最近は立会いで横に跳ぶこともあるように思う。反則ではないが大横綱にはあまりしてほしくない。
3)後の3横綱について
 日馬富士 2日目まで連敗し3日目から何とか怪我と言う理由をつけたが、例の暴行事件の関係で休場となった。本人は「出だしの連敗は純粋な相撲としての負け」と言うが本当は心理面のダメージがあったのだろう。
稀勢の里 先場所同様全く相撲感がなく勝った相撲も偶然だった。阿武咲とは相手が滑って自滅だったし、松鳳山との相撲は土俵際の捨て身の逆転勝ちだから、5日目までの星は3勝2敗だったが実力では1勝4敗だった。6日目に不調の栃煌山には勝ったその後前頭の3人に3連敗で休場となった。一体怪我の治療はどうなっているのか。本当に完治するのだろうか、疑問に思う。貴乃花は怪我を押しての優勝後治らずに引退したし、照ノ富士もまだ怪我のまま復調しない。稀勢の里も悪く考えると既に相撲人生は終わっているのではないかと思う。治る怪我ならシッカリ治してから出てほしい。
鶴竜も休場。どこが悪いのかよく分からない。彼の場合出た場所に進退がかかるだろう。稀勢の里の場合怪我の状態がまだ分らないから進退を云々する段階ではないと思うが何時までもうやむやではすまないときが来るだろう。
2)大関について
豪栄道 中盤から崩れた。体調は悪くないようだったから実力か。
高安は休場明けでまだ相撲感が戻ってなかったようだ。終盤又怪我で休んだが、何とか8勝でカド番は脱した。来場所の成績はどうなるか不安はある。
3)関脇について
御嶽海は足の怪我で充分力は出せず、何とか9勝した。「良かったね」と言う感想。
嘉風は従来通りの相撲だったが、6勝どまりで来場所は3役から落ちよう。体力をスピードで補う力士だが、そのスピードが抑えられると勝てない。相手 に充分研究されているのだからもう一つ戦法を工夫しないと中々この上には上がれまい。
照ノ富士は怪我が治らず相撲になってない。前場所より負け方が悪い。あの怪我は完治するのだろうか。心配だ。
4)小結について
琴奨菊6勝しか出来なかったが、既に限界かもしれない。ガブリ寄りも従来の威力はないし引かれたら足が着いていかないで前に落ちる。しかし良く頑  張っている。天晴れといおう。
阿武咲は前半に1勝7敗だったから今回は負け越しと予測したが千秋楽に見事勝ち越した。勢いがあるし精神力も強いのだろう。大関候補の一人になった と思う。
5)前頭
貴景勝 先輩にも物怖じしない押し相撲で見事11勝。阿武咲と2人は将来の星となった。大関候補と見る。
玉鷲 本来の力を出した。来場所は又3役で大関を狙うだろうが、今場所の状況と前場所、前々場所の状況があまり違うのでどちらかがホンモノか見極め てから将来性を語りたい。
逸ノ城 新入幕時代の彼にかなり戻ってきたようだ。粘りが出て前に落ちなくなった。もう少しスピードが出たら大物食いにもなりうる。
遠藤 かなり復調した。正統派的な相撲で期待したい。意外に引かれて前に落ちる負があるが、反省しているだろう。終盤白鵬のカチアゲに崩れたが予測 して立ち反抗する体力と気力がほしい。
千代大竜 かなり復活したと期待したが惜しくも7勝で負け越し。若手の進出でこれが実力と言うこととなってしまったのだろうか。
栃煌山 往年の大関候補も哀れな姿だった。何とも粘りがなくもろかった。再起は無理か。
北勝富士 御嶽海のライバルだが今場所は御嶽海以上の力を示したように思う。阿武咲、貴景勝、御嶽海と並んで近い将来角界を背負うシロモノと見る。
正代 素質はあるのだろうがどうもモタモタしている感じだ。7枚目で9勝どまりは不満。一頃は御嶽海と同等と見ていたが今はかなり差が出ている。  もっと厳しい相撲を取ってほしい。
荒鷲。千代翔馬 良く似たタイプの力士で力も勝ち星も似ている。暫くは幕内中位から上位を上下するだろう。
隠岐の海 絶好調だったので終盤上位に当たらされて2連敗したが本来は上位にいるべき力はあるはず。ここ数場所体調が悪かったのか下に落ちたが来場 所以降期待。彼も遠藤や正代と似て大人しい相撲なのでマイナスとなっている。もう少し激しい相撲を勉強すれば変わるだろうが性格だから難しいか。
妙義龍 まだ体調がよくないのか、幕尻で負け越したので来場所は又十両。一頃は大関を狙うといわれたのに淋しい。ただ最近は若手の成長で今の力では 中々上位に戻るのは難しいかもしれない。体調が何時どの程度戻るかによるだろう。
朝乃山と輝 有望といわれながらあまり芳しくない。少し時間がかかるのだろうか。
安美錦 千秋楽に見事勝ち越して涙の会見をした。よくがんばったと思う。歳から考えて幕内上位で何時まで頑張れるかだが兎に角健闘を期待する。
宇良、貴ノ岩 全休だから来場所は十両で頑張って再起を期してほしい。
7)十両以下
蒼国来 意外な好成績に驚いた。ホンモノなら来場所楽しみだ。
石浦はギリギリで再入幕だろう。
貴源治 栃木出身で応援しているが、千秋楽にようやく勝ち越した。来場所に期待する。
豊ノ島
 平成28年7月は前頭だったが、怪我で全休し同年9月に十両へ。まだ治らず全休で29年1月には幕下6枚目に。そこで6勝1敗し十両へもう一息の所に戻ったが又怪我で調子を崩して幕下28枚目まで落ちた。徐々に回復し今場所は13枚目で5勝2敗と勝ち越したので来来場所の十両復帰は期待できる。ただ34歳だからどのくらい体力が続くかが問題。このまま引退させるには惜しい力士だ。
8)日馬富士の暴力事件
 日馬富士の暴力事件は何と言っても傷害事件となっては日馬富士の非は間違いない。ただそのいきさつや関係者の態度に多くの疑問がある。
どうも貴ノ岩という力士はやや生意気で日頃モンゴルの先輩から問題視されていたようにも思う。ただ、どこかで「これからは俺たちの世代だ」といったとか言わなかったと話題になったがその言葉は仮に言ったとしてもそんな問題にされる内容でなく若者として普通な発言ではないか。彼にはその他もいろいろあったのだろう。
 鳥取の高校OBの懇親会の2次会でモンゴルの先輩が彼に一言アドバイスすることを考え、白鵬がお説教している最中にスマートフォンをいじって日馬富士が怒ったというが、良く酒の席で話している場合、徹底せずに聞き手が勝手におしゃべりすることもある。はっきり「お説教するから聞け」と徹底させたのだろうか。曖昧ではなかったのか。貴ノ岩は「何も知らないうちに殴られた」と言っている。
 殴られたほうは40-50発やられたというし殴ったほうは10-15発と言う。40-50はいかにもオーバーと思う。ビール壜は使わなかったらしいが、他の壜を持ち上げたが滑ったという情報はある。ただかカラオケのリモコンで殴ったことは確かのようだ。しかし、何故2-3発殴ったタイミングで話をしている白鵬は難しいとしても同席していた鶴竜や照ノ富士が止めなかったのか疑問(白鵬はある時に「俺が止めた」と言うが。あの程度の痛めつけはモンゴルの文化かもしれないが、既に暴力を否定していた日本の相撲界ではあってはならない事件だ。
 貴ノ岩は親方に階段から落ちたと嘘をついたが、親方が怪我を見て驚き協会に連絡しないで警察に知らせたのも組織の責任者としておかしい。協会に言えば内々で話をつけろといわれると考えたのだろうか。あの傷害事件を協会が警察から連絡を受けて始めて知ったと言うことは組織として全く話にならない。更に疑問なのはその翌日に、貴ノ岩が日馬富士に謝っ、日馬富士は「頑張れ」と応え、「これで一応治まったと思い、こんな大事に発展することを考えなかった」といっている。そして、貴ノ岩は巡業で相撲を取ったという。頭のホッチギス治療をした後の話と思うが。
 診断書の内容もおかしい。親方が休場させたが、全治2週間とは事件が起きてから2週間で本場所に間に合った筈と医者は言っているがあの通り休場した。本人の意志はどうだったのだろう。親方絶対の環境なのだろうか。
 現在、貴乃花は貴ノ岩を匿って表に出さない。「話せる状況でない」というが肉体的と精神的なダメージ両方あると思うが、医者に診せて診断書を協会に出すべきなのにそれもしない。協会は初場所の休場にも診断書が要るので親方に何度も手紙を出しているが反応しない。協会の理事、一人の親方として全くおかしい。最初のころ、協会は貴乃花にこの問題の早期解決に協力を依頼した時に、はっきり拒否された。貴乃花が今の協会とか白鵬に反感を持っていることが今回の事件の根にあるとも言われるが、一人の理事が協会に協力しないと公言することは理事の即罷免に値する。
 貴乃花としては「協力する」と言う大前提の中で彼自身の意見なり反論を述べるべきで最初から「協力しない」と言う発言は巡業部長と言う責任も放棄したことを意味すると思う。その処断ができないで下手に出る協会の態度は協会のガバナンスの酷さを示している。
そういう意味で私はこの事件で悪かった1番は勿論暴力を働いた日馬富士、2番は問題をこじらせた貴乃花だと思っている。
 兎に角貴ノ岩の肉体的、精神的なダメージの治療を優先させて普通に協会内の手続きを踏んで彼の復帰を考えるべきだろう。貴ノ岩を来場所も休ませるという話もあるがその場合彼は幕下に落ちる。メンタル的にやられたら再起どころか引退と言う場合も起きよう。貴乃花の考えはあるのなら堂々と表明すべきだし、ここまで来たら協会としては貴乃花を退任させるべきだろう。
 最近マスコミでは白鵬の優勝会見で「日馬富士の土俵への復帰を願う」と言ったことを「権限のある人間のような発言」と非難したり万歳三唱を見識なしと非難し、暴行事件まで白鵬が一番悪いという世論調査まで出ている。白鵬は真面目な日馬富士が一度の不祥事で相撲人生をたたれることなく何とか救いたいと言う同僚としての思いを素直に語っただけでそんなに非難することではないと思う。万歳もこの危機的な大相撲を何とか満員御礼を続けて終わることが出来、自分も40回目の優勝できて嬉しかったので思わず万歳となったという気持ちはよく分かる。協会の評議員会議長池の坊保子さんもそう言う意見だった。マスコミは常に一方に偏って世論を誘導するがその態度に疑問を持つ。あの八百長事件、賭博事件で大相撲苦難の時代に、一人横綱として頑張り続け協会の維持・発展に寄与した白鵬の功績を決して絶大で決して忘れてはならない。彼が居なければ今の大相撲はないと言うくらいだ。もう少し白鵬の気持ちを理解してやるべきではないか。

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