拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

同じ兄弟でも/過去の栄光をもう一度

2017-11-04 08:55:29 | 音楽
大好きなジェンティルドンナ(gentildonna=貴婦人)の全妹の名前がベルダム(belle dame=美しい女)。姉がイタリア語なら妹はフランス語ときた。馬名好きとしてはこたえられない名前。偉大な姉と同血統だから期待されたし、ものすごい高い値がついたそうだが最近名前を聞かないと思ったら、なんと3回走っただけで引退していた。レース結果は、17着、15着、15着。うーむ。人間でも同じ兄弟でなんでこうも出来が違うの?とか言われることがあるが、より血統重視の馬でもこういうことがある。もう一つ。テレビでMCが「One and only!」と叫んでいた。「唯一無二」の意味。このものすごい名前を冠した馬がいる。ワンアンドオンリーは、たしかに数年前のダービーを勝った時点では「One and only」だった。しかし、その後一個勝った後は、20戦以上して0勝。2桁着順も珍しくない。ファンの間ではいい加減に引退させてあげろとの声。同じような経過をたどったメイショウマンボ(牝馬)はさすがに引退した。過去の栄光をもう一度、というところか。政治家でもいい加減やめればいいのに過去の栄光からか現職にしがみついてる人がいる。かように馬と人はそっくりなのであった。ついでだ。最近、そそられた馬名をいくつか。「イクラトロ」(おいしそう)。「シャケトラ」(鮭と虎?と思ったら、これはイタリアのワイン名だった)。音楽関係では「ワグネリアン」。名前の意味は説明無用。この馬は単に名前だけでなく大成する可能性あり。人間のワグネリアン(日陰者)が表舞台に立つ希望を感じさせる。跳べ!ワグネリアン!Tobe Welt und springe!(意味なし。単なる語呂合わせ)……編集後記:最後に「Jesu meine Freude」が出てきただけでこの記事は音楽ジャンルに分類されるのだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿