拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

マタイ受難曲は「ふぎょぎょ」

2018-05-16 08:41:57 | 音楽
録画してあった「ららら♪クラシック」のマタイ受難曲の回を今頃見たのでその感想を記す(と言っても私のことですから……)。ゲストのひふみんの白猫が可愛かった。ひふみんは、猫にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴かせると猫が泣くと言っていた。猫の情の深さは百も承知であるが、音楽を聴いて泣くって話にはホントかいな?と思った。因みに、うちの猫は、テレビから流れるロビン・ブレイズの歌に合わせて私が歌う「Erbarme dich」には何の反応も示さなかった(バロックピッチで歌いやすかった)。そのロビン・ブレイズは、歌ももちろん容姿もみるからにはかなげ。私はこう見えても体育会系なところがあって、護国寺の駅から同仁キリスト教会までの急坂などなんのその。ここぞとばかりダッシュして後続に差をつける(競馬かっ)。どうも音楽をやる人っぽくない。その「Erbarme dich」の伴奏のバスの音をつなげると受難コラールになるという話にはへーっと思った。ただ、その受難コラールについて、元は世俗曲だったのをバッハが受難曲用に転用したという話には合点がいかない。このブログで何度も書いているが、ハスラーの恋の歌を最初にコラールにしたのはクリューガー等であって、バッハはその後だ。だがしかし、一般には「ハスラー→バッハ」で通っているから文句を言うまでもないか。ところで番組に解説で登場した偉い先生が、マタイの音楽を「ぎょぎょぎょ」と表現されていた。これって「さかなくん」?でも先生、今言うなら「ふぎょぎょ」です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿