拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

足踏みミシン

2022-03-13 09:10:17 | 日記

心を入れ替えるために結婚して名字を入れ替えたいと書いたが(昨夜のブログ)、新しい名字が「酒井」「酒田」「酒呑」等では心が入れ替わりそうもない。だったら「下戸」(げこ)がいい。「下戸さん」は結構いらっしゃる。ところで、心と名字が入れ替わらないまま夢がかなってバカ田大学の独文科に学士入学した場合、そのときは既にコロナが終息しているだろうから、ゼミの飲み会とかがありそうだが、そこで私が飲み過ぎて道路で寝る事態は容易に想定できる。その際、誰かが「いい歳をして何をしてるんですか。年寄りなんだから若者の手本にならなきゃいけないのに」と言ったら猛烈に反論するつもりである(その際は、ろれつが回らないだろうから、今のうちに反論する次第である)。このご時世、歳や性は関係ない。90歳のインストラクターがいるように、102歳の短距離ランナーがいるように、いい歳の酔っ払いがいてもなんら不思議ではない。料理も、掃除も、品行方正も、得意な人がやればよいのである。女性だから料理をしなければならないとか、年寄りだから若者の手本にならなければならないというのは間違っている。逆に、ことお酒に関しては、きょうび若者の方が年寄りの手本になることが多い(一昨日も、「残波は黒の方がきくよ」と忠告してくれたのは近くにいた若者だそうだ)。実は、独文科に入るんだったらバカ田大学がいい、と思ったそもそもの動機は、室内合唱団にアルトで再入団して、あの純白の(昨日歌った「心の四季」に「じゅんぱくの……」って歌詞があった)ノースリーブのドレスを着てカテドラルでの演奏会に出たいと思ったからだ。その後、女性の衣装は黒いスーツ風になったし、そもそも室内合唱団は消滅してしまったが、もし、すべてが当初の目論見通りになった場合、私はドレスを縫わなければならぬ(当時、女子団員は、自分で縫ったそうだ)。たしかに、限りなく単衣に近い服ではあったが(白い布を筒にして頭と腕が出る穴をあければできちゃう感じ)、私にとっては挑戦である。私は、家事全般得意だが、裁縫だけはボタン付けくらいしかできない。小中の通信簿は良かったが、家庭科だけは3だった(その後4になった)。よし、リベンジしよう!朝ドラ「カーネーション」を大好きで見ててもさすがにミシンを買う気にはならなかったが、ステージに乗るためなら喜んで買いますとも。とか妄想していたらある記憶が蘇った。私は子供の頃、足踏みミシンを踏んだことがあった。母がミシン教室に通っていて(おお!まるで「カーネーション」の世界!)、ついて行った私はミシンの間を走り回っていたのだが、そのうち自分でもミシンを踏むようになったんだっけ。今では、ミシンもオルガンも足踏みではなく電気である。なお、「ミシン」は英語の「マシン」(ソーイング・マシンが縮まったもの)が訛ってそう呼ばれるようになったそうだ。