拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

紅白~田園

2021-01-01 20:53:39 | 音楽

紅白の話に戻る。女性陣はパワフルな歌だけではない。坂本冬美の歌詞はエロかったし、パフュームも全然変わらない。10年以上前、笑っていいとものテレフォンショッキングに出てきて、タモリさんが一緒になって「かしゆかです!あーちゃんです!のっちです!タモリです!4人合わせてパフュームです!」って挨拶をしたときからのファンである。別のトーク番組で明石家さんまがパフュームに「いつまでやるんや?ずっとこのままってわけにはいかんやろ」なんて言ったときは、私はずっとやってどこが悪いと憤慨したものだが、全然変わらない様子を見て、50,60になっても「パフュームです!」を続けてほしいと切に願う次第である(そのとき私はいくつだ?)。いや、男だってがんばった。ユーミンの歌にサプライズで参加した「スモール3」(岡村隆史、爆笑田中、出川哲朗)はかっこよかった。辛い過去もあったろうに今や紅白歌手でユーミンと競演である。田中さんの奥さん(もえさん)は、お子さん達に、テレビ画面の田中さんを指さして、「あれがパパだよ」とか言ってるんだろうか。その直後に登場したのは玉置浩二。え?伴奏のオケの奏でるメロディー、めちゃ速いが「田園」じゃんと思ったら曲名が田園だった!たしか「元妻」の一人が薬師丸ひろ子さんでしたねぇ。最近また仲良くされてるようで。バツイチの私としては、バツイチマルニの男性はめちゃ憧れるが(人生の師として仰ぎたい)、この方くらいたくさんいらっしゃるとジェラシーが先にたって師とは仰ぎたくない。いやいや、人生の勇気をいただいた紅白でありました。中国で餃子を食べるのって新年だっけ。写真の餃子は大晦日に紅白を見ながら食したもの。バジルを効かせた西洋風。たれはバルサミコソース。でも、端が焦げた。ビタクラフトのフライパンもそろそろ寿命か。とか理屈をつけて、ダイヤモンドコーティングのフライパンを買う口実にしようとする私である。投稿には時差がある。いま、やってるのはムーティ指揮のウィーンフィルのニューイヤー・コンサート。明日も書くことたくさんあるわー。

紅白~運命

2021-01-01 09:30:23 | 音楽
以前、暮れの紅白はなるべく見るようにしていた。普段聞かないJ-Popの情報をにわかに収集しようという魂胆である。それなりに楽しめた。「マツケンサンバ2」でわくわくしたし、「トイレの神様」で泣いたし、あまちゃんの「実質最終回」は感動した。だが、昔の話だ。マツケンは16年前、トイレは10年前、あまちゃんは7年前だ。このところ、ずっとつまらなかった。だから今年は見るもんかと思った。ところが、7時のニュースの後、始まった紅白に、チャンネルを替えようと思ったらチコちゃんが出てる。じゃ、ちょっとだけ見てみようかと思ったら、最後まで見てしまった。次々と登場するパワフルな女性歌手に圧倒された。結果はダブルスコアをつけて紅組の勝ち。有馬記念でクロノジェネシスが優勝して「牝馬の年」を締めくくった競馬界と同様、歌謡界も牝系が優位なんだなー。へんな演出とかがなく、ぱっぱっと歌手が入れ替わるのもよかった。歌の間の下手なコントほど興ざめなものはない。最悪だったのは半世紀くらい前だったか、村田武雄その他の演歌の大御所達を競馬の馬に見立てたコント。面白くもなんともなかったし、歌手も憮然としていた。今回、そういう余計なものはなかったが、唯一、曲が終わるたびに、歌手よりも大きな声で司会者が「ありがとーございましたーっ」とワンパターンで言うのは個人的に聞きたくなかった。もりあげよう、という意気込みだろうか。いい歌なら言われなくても盛り上がります。思いのほか感動して紅白を見終わった後はテレ東の「ジルベスター・コンサート」。今回のカウントダウンはベートーヴェンの運命の第4楽章。この日ばかりは、オケの奏者もカラフルなドレスを身にまとって舞台はきらびやか。しかし、カラフルな袖から突き出たたくましい腕が奏でる音は十分に力強い。牝系優位はここにも。素晴らしい演奏だった。残り1分になって、あれ、これ早く終わっちゃうんじゃない?そしたら去年みたいに、最後の音をずーっと伸ばせばいいね、第九だとそういうわけにはいかないけど、運命だったらできるもんね、そのための運命かな、と思ったら、微妙にリタルダンドして最後の音が鳴り止んだのはまさに年が変わる瞬間。その瞬間にいつも鳴ってた号砲が今年はなかったのはぴったり終わらなかったことを考えたのか。運命!そう、通唱会でもやりました。このご時世、通唱会でやれたのも意義のあることだった。皆様、改めまして、いろいろありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。