池波正太郎の「真田太平記」はもともと週刊朝日の連載小説(40年前)。私は歴史小説を読む趣味があったわけではないが、独特の文体が面白く、毎週欠かさず読んでた。その中でも「このことであった」(前回のブログにも書いた)という言い回しが妙に気に入ってた……という記憶が正しいかどうか確かめたくなって、夜、十分にビールをたしなんでからiPadで検索すると、全巻揃った古本が約3000円(わが家の1月の内食費の3割!だが一冊あたり200円しない)。ビールの勢いで発注。ビールのせいだ(刑法に「原因において自由な行為」という理論がある。酒を飲むと暴れると分かっていて酒を飲んで心神喪失になって人をあやめたら有罪(本来、心神喪失状況でした行為は無罪)という理論)。正気に戻った後考えたこと。iPadに入ってる源氏物語は中断中(生涯で何度目かのトライだったが)。ボッカチョのデカメロンの古本もまだ読んでない。読んでないものがたまってどうすんじゃい。翌日、かなりおそくなってからぴんぽーん。続いてどんどんどん。なんだこんな夜中にと思ったら宅配便。もう着いた。