拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

コンベクションオーブンの代用

2016-04-07 19:07:30 | グルメ

本番が終わって、気持ちにゆとりが生じ、久々にいきつけのワインショップに行ったらドイツワインの新しいのがあったので購入。併せたのは、タラのムニエル、油を使わないイワシのフライ、そしてマイブームの自家製ピザ。ワインも料理も旨。レーマーグラスも久々の出番。油を使わないフライはコンベクションオーブンが壊れたので(3年で壊れるかっ)、両面焼きグリルで代用したら十分使えた。

大フーガ対決(フルトヴェングラーVSカラヤン) 

2016-04-07 10:25:30 | 音楽

ベートーヴェンの大フーガは弦楽四重奏曲だが、私に最初にこの曲のすごさを教えてくれたのは、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの録音だった。評論家の中にも「難解」と言う人がいるこの曲を(そんなことを言ってよく評論家としてご飯を食べてるもんだ)、100%掌握して、ドラマを作り上げるその演奏は「すごいとしか言いようがない」(この台詞はラストランを優勝で締めくくったジェンティルドンナに岡部元騎手が投げかけた言葉)。私的には、フルトヴェングラーのベートーヴェンのベストはバイロイトの第九でもなく、1947年録音の運命でもなく、まさにこの録音。終盤のクライマックス(写真)などは、弦がすり切れるんじゃないかと思うほど(最後の最後はけろっと終わるのは晩年のベートーヴェンによくある。ヴェルディの「ファルスタッフ」の締めが「みんなペテン師」なのを思い出す。)。この録音を、(CDも当然持っているが)アップル・ミュージックで聴いて、あらためて驚嘆。さて、そうやって聴き終えたら次のお奨めとしてカラヤン&ベルリン・フィルが出てきた。あれ?カラヤンもこの曲を録音してたんだ。知らなかった。すぐに聴く(ただだし)。カラヤンらしいスマートな演奏だな、と思って聴いてるうちに件のクライマックスに到達。おおっ!フルトヴェングラーが「弦がすり切れるように弾いている部分」を「ささやくように」演奏してる。カラヤン、してやったり。いや、共通点はある。どっちもベルリン・フィルの音だ。すごい音だ。