拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ワインシャワー

2014-05-26 21:15:14 | グルメ

デカンタの上部にワインシャワーを置き、その上部にロートをセットしてワインを注ぐ(写真1枚目)。管の先から放射状に広がってるのはワイン(これがワインシャワー)。今回使ったワインはドイツの赤のピノ・ノワール。ん?ピノ・ノワールはドイツではシュペート・ブルグンダーって言うはずなのになんでフランス語なんだ?最近ドイツ人のドイツ語離れは嘆かわしい。こないだもドイツ語の勉強しようと思ってドイツ映画を見たら英語だし。それは置いといて。今回の料理=ナスときのこをトマトで煮てマカロニと和えたものとステーキ(サーロインが300円台だと思わず買っちゃう。冷蔵庫にはあと3枚ある。肉が私の活力源)。今回いろんなワイン器具を買ったのは、来るべき「超古い銘酒を飲む会」に備えてのこと。ただなー、古いワインのコルク屑や澱を取り除くのが目的だったからロートとデカンタだけで足りた気も……まあいいや、面白いし。

夏がきた(Sumer is icumen in)

2014-05-26 14:26:48 | 音楽
中音の演奏会で聴衆みんなで歌う「夏がきた」についてコメントをいただいたんで、あらためてプログラムを見たら、英語の題名「Sumer is icumen in」と「14世紀イギリス」の文字。あと、英語の歌詞と日本語の訳詞。んなもんで「Sumer……」でネット検索。そしたらWikiの英語版がヒット。イギリスのロータ(カノンの一種)で、おろ?「13世紀」とある。問題の作曲者だけど、「不明だが、W.de Wycombeと推測される」だって(作詞も)。別名が「Reading Rota」(レディングのノータ)。そう呼ばれる理由はもっとも古いと思われる手書きの楽譜がレディング修道院で発見されたから(そのため、レディング修道院で成立した、というネット情報もある。)。が、Wiki英語版では、そこで書かれたのではないだろう、と言ってる。歌詞は、中世英語のウェセックス方言なんだと。これ、ドイツ語と似てる。同じ意味を現代ドイツ語にすると、「Sommer ist gekommen」!ほんとに近い言語だったんだなー。

ラダメスじゃなくて松寿丸、vive!

2014-05-26 09:35:20 | 音楽
昨日の「黒田官兵衛」(大河)でいよいよ信長が松寿丸殺害を命令。それを聞いた松寿丸の母(中谷美紀さん)は狂乱。今、狂乱の場を演じたらこの方の右にでる人がいるだろうか。「ゼロの焦点」の狂乱もすごかった(友達(木村多江さん)を殺した後狂乱する点、マクベス夫人と同じだ!)。「嫌われ松子の一生」の変顔もぶっとんでました。狂乱の場、オペラにもたくさんある(ドニゼッティのルチア等々)。狂乱するのは大概コロラトゥーラ・ソプラノ。さて、松寿丸ですが、八兵衛じゃなくて(水戸黄門か)、平兵衛じゃなくて(落語か)、半兵衛(大丈夫、まだ「物忘れ」のレベル。ハ行の兵衛が多い。)が処刑したと偽ってかくまう。で、舅が松寿丸の母に「松寿丸は生きておる」とささやく。この台詞どっかで聞いたぞ。そうだ、「アイーダ」(ヴェルディ)で、アムネリスがアイーダに「Radames,vive!」(ラダメスは生きておる)と言うところだ。アムネリスが恋敵と目するアイーダを試すため「ラダメスが死んだ」とガセネタを言い、絶望したアイーダを見て確信して言う台詞。