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心臓手術(カテーテルアブレーション)を受ける

2014-02-02 10:43:12 | Weblog
不整脈がひどく、階段や坂道を昇るのが本当につらくて、時にはフッと腰砕けになりそうになってきたので医師の勧めもあり、カテーテルアブレーション手術を受けました。

みなと赤十字病院の沖重医師、川口医師が執刀してくれました。
手術前日、川口医師から非常にわかりやすく私の心臓の現況と手術の解説がありました。

心臓の刺激伝導系は下図のように洞結節からの電気刺激が心房全体にわたり房室結節に集約されヒス束・左右の脚を経て心臓全体へと伝播します。 



ところが加齢など種々の原因で心房の色々な場所から電気刺激が発せられ、そのため心臓が一定のリズムを刻めなくなります。これが心房細動です。しかしこれらの活動電位は微弱なため、この時点では心臓の調律は洞結節が行っています。薬などでコントロール可能な状況です。うまくすれば薬で退治できることもあるらしいのです。

しかしながら心房細動を惹起していた箇所が、多くの場合、右心房と右心室の境にある三尖弁の周囲に集約され、心臓の調律を支配するようになるのだそうです。それが心房粗動の状態です。どうやら心房細動は薬剤への耐性などから心房粗動へと移行(粗動化)するらしいのです。そして私の心臓はまさにその状況にあったわけです。
今回のカテーテルアブレーションは三尖弁の周囲の神経回路の一部を焼灼して遮断し、粗動を止めようというものでした。
そのことで、洞結節が正常に働きだし、不整脈から解放される(心房細動も治る)ことが期待できる、と思い手術を受けました。

案の定、粗動はぴたりと止まり、入院中は不整脈は起こりませんでした。ちょっと休んでいた洞結節も働きだしたらしいと、安堵しました。

しかし、退院2日目の夜、奴はまた顔を出しました。ほんの短時間ですが、脈が乱れました。落ち込みました。
本当にポンコツな身体になっちまったんだって。

でも考え直しました。もともと今回の手術は息切れや、めまいを起こす粗動を抑えるものですから、その点では大成功なわけだし、細動は薬でコントロールできるのだから、この心臓とうまく付き合うことにしました。

明日からまた頑張るぞ!!

それから、川口先生ありがとうございました。
看護師の皆さん、入院中のこまかな気遣いに感謝しています。大変快適に過ごせました。
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