かねてから一度やってみたかった吹きガラスの体験教室に行ってきた。
場所は田谷にある九つ井戸が所有する陶芸とガラス工芸の工房。
吹きガラスは基本的にはガラスを溶かしては形を整え、また溶かしては(柔らかくして)形を整えるの繰り返しだが、非常に集中力の必要な作業である。また、ガラスの温度が下がると思うように整形できないので、手際の良さ(手早さ)も要求される。
思い出しながら吹きガラスの工程を簡単に紹介する。緊張していて、最初のほうは写真撮影をしそこなった
●先ずは溶けたガラスを金属パイプに巻き取る(炉の温度は1600℃だったと思う。巻き取る量など難しい工程なので先生が実施)。
●パイプを回転させながら息をゆっくりと吹き込、わずかに膨らんだところで止める。
●細かく砕けた好みの色ガラスを出来上がりをイメージしながら表面に着ける。
●1400℃ほどの炉で色ガラスを本体のガラスに回転させながら溶け込ます。
●別の色ガラスを付着させ、同様の作業をする。
●最初の炉に戻り、溶けたガラスをその上に巻き付ける。
●再び息を吹き込み膨らみを大きくしていく(これを何回か繰り返す)
●コップを作ったOさんは、膨らんだガラスの塊を逆さにし、ゆっくりと振り子運動させる。
●ガラスを温め直しては振り子運動を繰り返すと、だんだんと長細くなってきました。
●求める大きさになったところで底の部分の整形です。 濡らした木片を押し当てながら整形します。アシストしてくれているのは、丁寧な指導をしてくださった佐藤先生(左)と福原先生です。
●底の中心に別のパイプを少量の溶けたガラスで取り付けます。
●底にパイプが付いたところで、最初のパイプを切り離します。 あらかじめ細くしておいた部分に水のついたやすりで傷をつけ、最初のパイプを軽くたたくと、気持ちよいほどきれいに切り離せます。 切り離した部分に小さな穴が開き、そこが口になるわけです。
●今度は口の整形です。大きなピンセット状の道具を小さな口に当て、回転させながら押し広げていきます。
●最後に後から付けたパイプを切り離し、切り離し跡をピンポイントで成形し、完成です。あとは500℃の炉で一昼夜かけてゆっくりと冷やしていきます。
Oさんが作ったコップです。彼女は過去にガラス細工の経験があり、柄も形もほぼイメージ通りの物ができたようです。
●後日、大好きなビールを注いだ写真を送ってくれました。 なかなか合いますねー!
小生の作品です。手のついたマグカップです。 本当はもう少し丸みを帯びた形にしたかったのだが。それと柄が流れているが、本当はドット柄をイメージしていた。 どうやら、色ガラスを本体に溶かし込む工程で回転を一方向にしたための様だ。 ガラスの経験があるOさんは両方向に回転させればドット柄になるだろうと思いついたのだそうだ。
今回の体験では、操作の肝心なところはほとんど先生がやってくれ、その他の作業も手を添えてくれたので、なんとか完成できたが、プロはこの全行程を一人でこなすのだからビックリである。
なかなか面白い体験ができたし、自分でやった部分は少ないのだが、そこそこの達成感も得られた。 おそらく指導者の教え方、アドバイスなどが大変わかりやすく丁寧だったからだと感じている。
最近は生意気にも教わる側よりも教える側の立場が多くなった小生だが、今回の体験はその点でも大いに参考となった。
場所は田谷にある九つ井戸が所有する陶芸とガラス工芸の工房。
吹きガラスは基本的にはガラスを溶かしては形を整え、また溶かしては(柔らかくして)形を整えるの繰り返しだが、非常に集中力の必要な作業である。また、ガラスの温度が下がると思うように整形できないので、手際の良さ(手早さ)も要求される。
思い出しながら吹きガラスの工程を簡単に紹介する。緊張していて、最初のほうは写真撮影をしそこなった
●先ずは溶けたガラスを金属パイプに巻き取る(炉の温度は1600℃だったと思う。巻き取る量など難しい工程なので先生が実施)。
●パイプを回転させながら息をゆっくりと吹き込、わずかに膨らんだところで止める。
●細かく砕けた好みの色ガラスを出来上がりをイメージしながら表面に着ける。
●1400℃ほどの炉で色ガラスを本体のガラスに回転させながら溶け込ます。
●別の色ガラスを付着させ、同様の作業をする。
●最初の炉に戻り、溶けたガラスをその上に巻き付ける。
●再び息を吹き込み膨らみを大きくしていく(これを何回か繰り返す)
●コップを作ったOさんは、膨らんだガラスの塊を逆さにし、ゆっくりと振り子運動させる。
●ガラスを温め直しては振り子運動を繰り返すと、だんだんと長細くなってきました。
●求める大きさになったところで底の部分の整形です。 濡らした木片を押し当てながら整形します。アシストしてくれているのは、丁寧な指導をしてくださった佐藤先生(左)と福原先生です。
●底の中心に別のパイプを少量の溶けたガラスで取り付けます。
●底にパイプが付いたところで、最初のパイプを切り離します。 あらかじめ細くしておいた部分に水のついたやすりで傷をつけ、最初のパイプを軽くたたくと、気持ちよいほどきれいに切り離せます。 切り離した部分に小さな穴が開き、そこが口になるわけです。
●今度は口の整形です。大きなピンセット状の道具を小さな口に当て、回転させながら押し広げていきます。
●最後に後から付けたパイプを切り離し、切り離し跡をピンポイントで成形し、完成です。あとは500℃の炉で一昼夜かけてゆっくりと冷やしていきます。
Oさんが作ったコップです。彼女は過去にガラス細工の経験があり、柄も形もほぼイメージ通りの物ができたようです。
●後日、大好きなビールを注いだ写真を送ってくれました。 なかなか合いますねー!
小生の作品です。手のついたマグカップです。 本当はもう少し丸みを帯びた形にしたかったのだが。それと柄が流れているが、本当はドット柄をイメージしていた。 どうやら、色ガラスを本体に溶かし込む工程で回転を一方向にしたための様だ。 ガラスの経験があるOさんは両方向に回転させればドット柄になるだろうと思いついたのだそうだ。
今回の体験では、操作の肝心なところはほとんど先生がやってくれ、その他の作業も手を添えてくれたので、なんとか完成できたが、プロはこの全行程を一人でこなすのだからビックリである。
なかなか面白い体験ができたし、自分でやった部分は少ないのだが、そこそこの達成感も得られた。 おそらく指導者の教え方、アドバイスなどが大変わかりやすく丁寧だったからだと感じている。
最近は生意気にも教わる側よりも教える側の立場が多くなった小生だが、今回の体験はその点でも大いに参考となった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます