ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

アルヴァ アアルト展

2018-11-02 21:20:22 | 木工作品
神奈川県立近代美術館葉山館で開催中のアルヴァ アアルト展に行ってきました。
彼の西端120年を記念した回顧展である。
アアルトはフィンランドの建築家で家具デザイナーでもある。  私も名前ぐらいは知っていたが、作品については全く知らなかった。
独特の曲げ木の方法を考案し、その技術を駆使して椅子の脚や、家具の脚などが作られていた。
とても軽妙で、全く無駄のない簡素な創りで、彼の設計した建築物とよくマッチしていると感じた。





入場券



代表作の椅子。  これ、アアルトの作品だったんだー!!
脚は木ねじで座板に取り付けてある。 曲げ木の技術は別として、実に簡単な構造だ。 座板も無垢材ではなく集積材(コア材というべきか?)である。勿論スタッキング可。



丸テーブルも構造的には上の椅子と同じ。



これも実にシンプル。 テーブルを壁に固定。脚が無いので掃除などは楽だろな。 テーブルの上のガラスの器も彼の作品。



超モダンなワゴン!  一見簡単に創れそうだが、とてもまねできる代物ではない。  車輪は凸レンズの様に、中心部分が一番厚く、外側に向かって段々薄くなっている。



私は曲げ木そのものがあまり好きではないせいもあって、この展示会はあまり感銘を受けなかった。 期待していたよりも作品(現物の)数が少ないのも一因かもしれない。  もっとも建築物の現物を持ってこれるわけもないので・・・。  その反面、建築物の精巧な模型は大いに興味を惹いた。模型の重要性を再認識!





この日は絶好のお日和で、美術館前の砂浜に下りてみた。 遠くに富士山がうっすらと・・・。


波も穏やかで水もきれいだった。
コメント
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