オフコーポレーション主催の木工旋盤教室に参加しました。
場所は東名高速清水インタを降りた所にある「オフの店」。
講師はオフコーポレイションのテクニカルアドバイザーであり、御自身も埼玉に工房を構える「川口 康」氏。
私が参加したコースは「小皿を作る」もので、2時間ほどの体験でしたが、説明が簡潔明瞭でかつ理論的で、今後の旋盤作業にも応用が利く内容であり、大いに参考となりました。
教室で作成した小皿です。材料はブナ。
皿の縁に縁取りを付けてみました。縁取りをつけた作品は初めてだそうです。
早速家でおさらいをしました。皿作製時のポイントを覚書として記します。
ほぼ正円に切り出した材料を木ネジで留める。木ネジで留める面が皿の内側になるので、必要に応じて木表、木裏の選択をする。この時材の中心と留め金の中心を一致させる。今回用いた材は、以前椅子作りに用いたときの切り落としで、桜とタモを重ねたもの。
使用するバイト。右からラウンドスクレーパー、ダブテイルスクレーパー
バイトの刃先がちょうど材料の中心に来るようにレストの高さ調整し、チャックに装着する穴をダブテイルスクレーパーで掘る。掘りかたはスクレーパーの前面を材に沿わせ、レストを支点にスクレーパーを左右に振り掘り進め、段々と深く、広くしていく。この際、スクレーパーの持ち手(尻)は水平かやや上方に保持し、決して尻を下げないこと。
穴の深さはチャックの先端が穴の底に確実に付く深さとする。深すぎや穴の底面が凸にならないように注意する。また、穴の径はチャックを最小にした際の径よりもほんの少し大きめ。掘り終えたら現物で必ず確認すること。上の写真はチャックを差込、仮止め確認をしているところ。
ラウンドスクレーパーで角から徐々に削り落としていく
レストを削る面に合せてこまめに動かし作業を進める
目的の形状に削り終えたら、サンドペーパーで研磨し、仕上げる。ペーパーの当て方は回転を受けるようにし、決して回転にさからうような当て方はしない。つき指などの思わぬ怪我を避けるため。
外側が仕上がったら、取付金具をはずし、チャックを装備して、材料を固定する。内側は基本的には外周から中心に向って切削を進める。ラウンドスクレーパーでもダブテイルスクレーパーでも可。
削り終えたら、外側同様サンドペーパーで仕上げる
塗料を塗って出来上がり
裏面
オフでの作品と並べてみました。少し大きいだけで外周を削る際の負荷はかなり違うことを実感しました。また、二種類の材料を接ぎ合わせた場合、素材の違いで削り具合が大きく異なりました。いずれにせよ、旋盤作業を安全に綺麗に行うには、とにかく刃物が切れることのようです。木工全般に言えることですが・・・・。
場所は東名高速清水インタを降りた所にある「オフの店」。
講師はオフコーポレイションのテクニカルアドバイザーであり、御自身も埼玉に工房を構える「川口 康」氏。
私が参加したコースは「小皿を作る」もので、2時間ほどの体験でしたが、説明が簡潔明瞭でかつ理論的で、今後の旋盤作業にも応用が利く内容であり、大いに参考となりました。
教室で作成した小皿です。材料はブナ。
皿の縁に縁取りを付けてみました。縁取りをつけた作品は初めてだそうです。
早速家でおさらいをしました。皿作製時のポイントを覚書として記します。
ほぼ正円に切り出した材料を木ネジで留める。木ネジで留める面が皿の内側になるので、必要に応じて木表、木裏の選択をする。この時材の中心と留め金の中心を一致させる。今回用いた材は、以前椅子作りに用いたときの切り落としで、桜とタモを重ねたもの。
使用するバイト。右からラウンドスクレーパー、ダブテイルスクレーパー
バイトの刃先がちょうど材料の中心に来るようにレストの高さ調整し、チャックに装着する穴をダブテイルスクレーパーで掘る。掘りかたはスクレーパーの前面を材に沿わせ、レストを支点にスクレーパーを左右に振り掘り進め、段々と深く、広くしていく。この際、スクレーパーの持ち手(尻)は水平かやや上方に保持し、決して尻を下げないこと。
穴の深さはチャックの先端が穴の底に確実に付く深さとする。深すぎや穴の底面が凸にならないように注意する。また、穴の径はチャックを最小にした際の径よりもほんの少し大きめ。掘り終えたら現物で必ず確認すること。上の写真はチャックを差込、仮止め確認をしているところ。
ラウンドスクレーパーで角から徐々に削り落としていく
レストを削る面に合せてこまめに動かし作業を進める
目的の形状に削り終えたら、サンドペーパーで研磨し、仕上げる。ペーパーの当て方は回転を受けるようにし、決して回転にさからうような当て方はしない。つき指などの思わぬ怪我を避けるため。
外側が仕上がったら、取付金具をはずし、チャックを装備して、材料を固定する。内側は基本的には外周から中心に向って切削を進める。ラウンドスクレーパーでもダブテイルスクレーパーでも可。
削り終えたら、外側同様サンドペーパーで仕上げる
塗料を塗って出来上がり
裏面
オフでの作品と並べてみました。少し大きいだけで外周を削る際の負荷はかなり違うことを実感しました。また、二種類の材料を接ぎ合わせた場合、素材の違いで削り具合が大きく異なりました。いずれにせよ、旋盤作業を安全に綺麗に行うには、とにかく刃物が切れることのようです。木工全般に言えることですが・・・・。