とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

書評『大人のための国語ゼミ』(野矢茂樹著)

2017-08-27 11:52:43 | 書評
 『論理トレーニング』の著者である東京大学の教授野矢茂樹氏が、さらに読みやすい形で、「論理」について学べる本を出版してくれた。

 事実と意見を分ける。接続を明確にする。幹と枝葉を分ける。根拠と主張を明確にする。質問し、反論する。これらの技術を的確に教えてくれている。

 母国語の論理能力は「国語教育」の中で一番中核にあるべき分野である。しかし現状の「国語教育」では、ほとんど扱われない。野矢氏はこの状況に対して批判を与えてくれている。

 大学入試が大きく変わろうとしている。それは国語教育の変革をめざしたものでもある。ここ何十年と変化していなかった国語教育が大きく変わる可能性があるのである。それに対して国語教師の抵抗はかなりつよいものがあるはずだ。しかしこんなに腐れ切った現状の国語教育は本気で変わらなければならないはずなのだ。そしてその改革の中心には論理能力や言語技術があるべきだ。国語教育の改革この本を多くの国語関係者が読むべきである。そしてこのような論理教育を国語教育の中で実践していくべきである。

 その意味でこの本の『ワークブック』が廉価で発売されればいいと感じている。
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