団塊亭日常

バリ滞在6年を終え、日本での生活のあれこれ・旅・読書・映画・音楽・回顧・気になるニュース・育児・通信事業関連を

幻視する記憶 刀根山病院

2012-04-27 17:54:56 | フィクションとしての回想
幻視する記憶 刀根山病院 (記憶の断片を素材にしたフィクションです) 阪急宝塚線蛍池駅から歩くと国立療養所刀根山病院があった。今は総合病院となり、かつての看板であった結核専門病院から精神科が有名な病院になっている。そのおりおりで国民を悩ます病気に焦点をあてている。ウェブサイトで明るいレンガ色の写真をみると、1950年当時の確かではない記憶にあるかないかの残影の面影はまったくない。 「1917年 . . . 本文を読む
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高松に歌舞伎座があった

2012-04-26 17:51:13 | フィクションとしての回想
20年前に亡くなった母が育った高松で幼児期に歌舞伎座に言ったという話を記憶している。当時母の生家は時計商を商っており、丁稚に肩車されてみたという具体的な話をしていた。しかし、誰に聞いても知らないという。母が亡くなってすぐに高松を訪れ、生まれ育った片原町の旅館に泊まり、聞いてみたりしたが誰も知らないという。そのまま20年が過ぎた。ふと何気なくネット検索をしてみるとあるではないか。 明治36年(19 . . . 本文を読む
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母の祖母

2012-04-26 11:03:14 | フィクションとしての回想
明治の末、香川県高松に歌舞伎座があった。何人も抱えた丁稚に肩車をしてもらって歌舞伎見物に出かける幼児期の母。高松で有数の大きな時計商「田中時計店」の3女だが長女は比較的はやく亡くなる。母の祖母は高松城の御殿女中を務めたが維新の廃藩置県で殿様松平何某は東京住まいとなり、それを機会に時計商を始めたのではないか。この祖母の本籍は高松城内になっている。私の兄はどこから聞き及んだか、この母の祖母の事をしっか . . . 本文を読む
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ヨタカと星とペーパームーン

2012-04-25 21:22:35 | バリ
毎夕プールに入っていると必ず決まった時刻、星が瞬き始める6時45分に飛んでくる鳥がいる。ぎーぎーとここちよいとは言えない鳴き声で飛ぶ、やや大型の鳥でトンビのような色にみえるが薄明かりのせいでしかとは判別がつかないが、美しい鳥では決してない。羽を下から見上げると丸い斑点が見える。 ある未明に外に出てみるとやはりこの鳥が飛んでいる。いったい何という鳥だろうと2年このかたずっと気になっていた。薄明 . . . 本文を読む
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日本人社長、汚職容疑者に

2012-04-24 21:37:55 | 気になるニュース
下記の記事 従来路線の変更か。   日本人社長、汚職容疑者に=裁判官への贈賄関与―インドネシア 時事通信 4月24日(火)5時49分配信  【ジャカルタ時事】インドネシアの特別捜査機関「汚職撲滅委員会」は23日、裁判官に対する贈賄事件に関与した疑いで、日本の電線メーカー「オーナンバ」(大阪市)の現地法人の日本人社長を容疑者として捜査すると明らかにした。 日本人社 . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その21 モークロエの地霊

2012-04-24 05:27:32 | カラマーゾフの兄弟
この作者ドストエフスキーはカラマーゾフの三兄弟の生い立ちとその後の苦悩に自らをダブらせている。三兄弟にスメルジャコフも入れて4兄弟といってもよい。自らをダブらせるとはなにもそのままエピソードをダブらせることではなく、感情のマグマあるいは怨念といってよいかもしれないものがこの4兄弟の創作描写に熱として感じとられる。人物像のエキスのみをもとに創作的に膨らませてあり、(創作的である割合が多いので)自伝的 . . . 本文を読む
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V=IR は金融経済でも成り立つ

2012-04-23 22:51:49 | 日常の風景
V=IR これはオームの法則ですが、実は金融経済でもこのアナロジーが成り立つのではないかと密かに考えています。V オリジナルは電圧ですが要は経済を動かす圧力ですから大胆にGDPだと思ってしまいましょう。I 電流容量ですが、要は流量です。貨幣流通量そのものでしょう。R 抵抗ですが、熱を発生する要因です。 金融も金が生産に使われる潜在需要が無ければ金が流れても単にインフレになるだけで、公共投資対象も必 . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その20 来世と復活

2012-04-23 11:35:18 | カラマーゾフの兄弟
子どもが領主の大切な犬を怪我させたことで領主の怒りを買い、翌朝子供を裸にして領主が逃げるこどもを猟犬に追いかけさせ、ずたずたにして殺す。母親はただ見ているほかはない。その悲しみと怒りにイワンは共感する。イワンは神が創った世界を認めないという理由の一つとしてその話をアリョーシャにする。 やがて復活の日がやってきてこの領主も子供も母親ももろともに手をつないで調和の世界を喜ぶことができるかとアリョーシ . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その19 笑い

2012-04-22 13:11:42 | カラマーゾフの兄弟
全体としてセピア色の写真をみるような作品と言えるし、あるいは黒パンのプンパニッケルのように重くてとっつきが悪く、かみごたえがあって味わい深いと言える。特に神の問題を扱っているのでその印象が強い。しかし独特の笑いもところどころに感じられる。いや、ロシア文学イコール重厚で深刻というベールを一枚はがして、ギャグの視点からみると、作品全体に驚くほどいたるところにその種の笑いがあふれている。ドミトリーの振る . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その18 洗脳からの脱却

2012-04-21 11:48:12 | カラマーゾフの兄弟
ぼくなりにドストエフスキーから学んだことがある。それはユダヤ・グレコローマン・キリスト社会においても、スラブ・ビザンティン・ロシア正教社会でも、神は結局は唯一人の存在であって、われわれにはそこが当初から、つねに多神的で多仏的であるということだった。 これはどう見ても、同じ問題を考えるのに信仰背景の光輝が異なりすぎている。われわれはそのことをついつい忘れて、むしろ“われわれの内なる日本”を見失ったか . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その17 そばにいる人を愛せない

2012-04-20 11:40:05 | カラマーゾフの兄弟
「カラマーゾフの兄弟」で謎の紳士とゾシマの対話のなかだったか、具体的な人間を愛することができない男の話がでてくる。慈善家でもあるし、気の毒な人々には金を寄付する、観念的にはいくらでも隣人を愛することができるのだが、特定の人と一緒に一日もいることができない。ここでは家族はやはり別のようだが、特に触れていなかったのでひょっとしたら家族でも同じ感覚を持つのだろうか。 よく他人と一緒の部屋などで息がつま . . . 本文を読む
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長くて光る

2012-04-20 02:30:30 | バリ
2015/01/25 追記 その後、この長く光るものは静止衛星らしいと 知る。 4月20日1時すぎに星をシャッター速度30秒で撮影後、PHOTOSHOPでライティング処理をすると肉眼ではなにも見えなかった光の線が現れた。 拡大するとこんな風に。30秒で飛行機が移動した軌跡なのか。 気になって1時間後4月20日午前2時に同じ方向にカメラを向けて撮影すると、やはり同じ光の線が。 . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その16 今日の世相を思い浮かべながら

2012-04-19 11:21:26 | カラマーゾフの兄弟
ドミトリー裁判でイッポリート検事がアリョーシャについて、こうした青年は神秘主義かテロリストになる可能性があると述べる。世俗にまみれていず、神秘な事柄に関心を持つ青年アリョーシャの将来を暗示するくだりだが、オーム真理教で次々と死刑判決を受けた元若者たちのことを思い浮かべながら読んだ。検事イッポリートに語らせている作者の鋭い予見性が見て取れる。 村上春樹もオウム真理教事件のインタビュー集で、裁かれた . . . 本文を読む
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「カラマーゾフの兄弟」メモ その15 書かれなかった第二部への期待

2012-04-18 22:53:00 | カラマーゾフの兄弟
ドミトリーの裁判と冤罪に至る過程をかなりのボリュームを費やして描いている。しかもフィナーレの直前に書きこまれている。作者はこの冤罪を何故そんなに紙数を費やして描きたかったのだろうか。 作者はドミトリーが疑われてもしかたがない状況を執拗に描く。冤罪が自然ななりゆきであるかのようにストーリーを運ぶ。読者は途中までドミトリーがやったのではと思い始める。スメルジャコフのイワンにたいする告白で読者だけは真 . . . 本文を読む
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鰹のシーズン到来?

2012-04-17 22:42:05 | バリ
今朝いつもの浜をサイクリングしていると浜から鰹をぶら下げた漁師に遭遇したのでさっそく買う。それにしても形のよい立派な鰹だと持ち帰ったのち、しみじみ悦にいっている写真です。5キロ程度はあるでしょう。 さばくと未消化の小魚が詰まっていました。大きな卵も詰まっていました。夕食は勿論刺身で生姜醤油とニンニクを交互につけて頂きました。乾季の本格的到来とともに鰹も取れ出した気がするが、気のせいでしょうか . . . 本文を読む
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