団塊亭日常

バリ滞在6年を終え、日本での生活のあれこれ・旅・読書・映画・音楽・回顧・気になるニュース・育児・通信事業関連を

村上春樹 「1Q84」 読書メモ その2

2009-11-29 13:10:22 | 映画・音楽・読書・宗教
「小説を書くとき、僕は言葉を使って僕のまわりにある風景を、僕にとってより自然なものに置き換えていく。つまり再構成する。」「ここではない世界があることの意味は、ここにある世界の過去を書き換えられることなんだ。」「その暗い頑丈な根は、地中深く張り巡らされていた。そこには地図はなく、番号のふられたドアもなかった。」 村上春樹の小説作法が見えてくる。同時に、「1Q84」のしかけも見えてくる。月の2つある . . . 本文を読む
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NTT歴代社長メモ

2009-11-28 17:33:22 | 回想の新電電
初代 真藤恒 1985年~1988年 技術系 2代 山口開生 1988年~1990年 技術系 3代 児島仁 1990年~1996年 事務系労務畑 4代 宮津純一郎 1996年~2002年 技術系 5代 和田紀夫 2002年~2007年 事務系労務畑 6代 三浦惺 2007年~ 2012年 事務系労務畑 7代 鵜浦 博夫 2012年~2018年事務系人事畑  8代澤田純 2018年~技 . . . 本文を読む
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村上春樹 「1Q84」 読書メモ その1

2009-11-27 23:24:21 | 映画・音楽・読書・宗教
「タカシマのやっていることは、私に言わせればだが、なにも考えないロボットを作り出すことだ。人の頭から、自分でものを考える回線を取り外してしまう。ジョージ・オーウェルが小説に書いたのと同じ世界だよ。」「脳味噌の纏足のようなものだ」  これはジョージ・オーウェルが「1984年」で描く世界と同じ世界をオームが作り出そうとしていることをのべているようだが、ここからこの本「1Q84という題名がと . . . 本文を読む
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「ぴんぽんぱん ふたり話」 瀬戸内寂聴と三輪明宏の対談集 読後メモ

2009-11-26 06:11:11 | 映画・音楽・読書・宗教
「真言宗も日蓮宗も、霊界では壁がないんですね。宗派も無いのね。」 三輪明宏は、この宗派の人が聞いたらぶっ飛びそうなことを平気で云う。でもこの感覚は共感を覚える。 「オノヨーコ いろんな人につけねらわれてとても命が危なかったんだけど、そんなとき、ちゃんと出てきて、「子供を連れて逃げろ」とか云ってくれる。」・・・ヨーコ・オノの話を引用している部分。 ジョン・レノンがヨーコオノを守ってくれている . . . 本文を読む
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これでいいのか「事業仕分け」 前半終了 

2009-11-23 14:17:38 | 気になるニュース
予算の見直し議論が盛んな「事業仕分け」作業が進行中で前半が終了した。与野党が基本的には賛成だと云うが、こんなやり方で本当にいいのかと考え込んでしまう。考え込んでしまう理由はいくつかあるが、まずは過去の経験談からみると。 ・NTT時代のことだが、NTTがコンサル会社のマッキンゼーに業務効率化見直しを委託したことがある。スタッフが来て、約一時間ほど質問攻めにあった。業務そのものを一時間で理解できる . . . 本文を読む
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バリ ブラックマジック 嫉妬の対象は新築の家

2009-11-21 19:51:07 | バリ
バリのブラックマジックについて、その動機をバリ人に話を聞いてみると、今まで聴いたバリ人3人とも、その動機はジェラシーと応える。なにかの恨みかと予想していたのだが意外だった。この言葉で、すぐさま男女の嫉妬かと早合点するが、多くの場合、実は違う。例えば隣人が新しい家を建てたから、近所の誰かが嫉妬でマジックをかけた、かけられたと言う話を2回聞いた。このあたりのマジック=呪い事情、だいぶ日本と違う。日本だ . . . 本文を読む
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幼児との生活 1才9ヵ月 蒙古斑 まだ右肩に残っている

2009-11-18 11:54:19 | バリ 娘の成長記録
1才9ヵ月になった。ベビの最近の成長ぶりは。 拒絶の意志を明確に示すようになった。 片手を左右に振り、口をすぼめてニョー、ニョーを連発する。きっとビラスタッフのイローの真似だろうと察しがつく。 かなり激しく要求をするようになった。 まだ言葉が限られている。ジュースやパパ ゴーなど直接要求する言葉の数がまだ少ない。ウンウンとなにかを要求するのだが、なかなか叶えられない場合やわかってもらえないと、 . . . 本文を読む
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庭の風景 金魚の孤独

2009-11-15 22:06:52 | 日常の風景
酔芙蓉も既に花はすべて落ち、淡い緑の葉のみが繁っている。モッコウ薔薇もシュートが伸び気味で、手入れの悪い髪の毛のように見苦しい。気を入れて手入れをしなければ。 鉢の金魚は元気に泳いでいる。直径30センチの睡蓮鉢のなかに完全なサイクルができあがっているらしい。めだかとタニシの姿が見えないが、底にいるのか、冬眠に入っているのかもしれない。めだかはあるいは、と心配している。一月半ぶりに帰宅して赤い金 . . . 本文を読む
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バリから帰国の日 みごとな夜明けを

2009-11-14 19:27:11 | バリ
バリから日本に帰国した。朝6時ころ機中から窓を見るとうっすらと夜明けの前兆があり、やがて茜色に燃えた亀裂が顔を出す。濃い灰色の雲並の上を静かに飛ぶこの一瞬が最高の時間だ。今日はすべての条件が整っている。雲海がこの世ならぬ下地をつくり、その上に希望の夜明けが鮮烈に、厳かに、時を刻む如く確実に登場する。 「君が代」の交響曲が幻聴された。もちろん、「君が代」の交響曲など聴いたことがない。我が観音力が . . . 本文を読む
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「バリ島物語」 一瞬にして残忍性と異常とに転じ得る 

2009-11-12 16:29:00 | 映画・音楽・読書・宗教
バロンダンス 「バリ特有のものです。・・・神懸かりと魔術とクリス(短剣)踊りとその他いろいろなものが混ざっていて、・・・一種の守護神です。・・・我々(注 オランダ人)はいつもバリ人について判断を謝る危険があるんです。彼らは大変礼儀正しく、大変穏和で、大変よく服従し、子供っぽい向こう見ずな性格を持っています。それが一瞬にして残忍性と異常とに転じ得ると言うことがバロンをみるとわかるのです」 バリ人の . . . 本文を読む
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バリ島物語 火の玉

2009-11-10 08:55:41 | 映画・音楽・読書・宗教
似たような火の玉体験 「海の上を火が渡って来るのを見て、彼の心臓は止まってしまった。・・・身を守るための呪文を一生懸命思いだそうとしたが、彼の頭は底に穴のあいた鍋のように空っぽだった。・・・一人の男が灯りを手にして船から下り、ここへやって来るのを見てパックは安心した。少なくとも、それは超自然のものではなかった。」 自身の高校時代を思い出した。四国の詫間という田舎町にある全寮制の高校で、海岸沿いに . . . 本文を読む
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バリ島物語 ラカのうちに祖先が生まれ変わる

2009-11-08 13:05:00 | 映画・音楽・読書・宗教
著者のヴィキー・バウムはオーストリア生まれの女性で、ドイツで作家デビューし、アメリカ国籍を取得してハリウッドで亡くなった。代表作は「グランドホテル」だという。 このバリ島物語は1904年から1906年までのバリで起こったププタンとよばれる王族を中心とした大勢の集団自死をファイナルに、それにいたる2年間を当時のバリの生活や風習、文化を詳細に588ページの大作で、金窪勝郎氏が翻訳している。私家版として . . . 本文を読む
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「バリ島物語」 他の世界の思いに耽る

2009-11-06 10:38:22 | 映画・音楽・読書・宗教
「バリ島物語」にはヒンドゥの教えらしき文章が点在する。しかし著者は出典を記述しないのでどこから持ってきた言葉かわからない。口述で伝えられてきたものかも知れないし、著者の創作かも知れないが、古代以来のバリ人の根っこにありそうに思えてくる。 「ある男が言う、我は一人の男を殺せりと。他の男が言う、我は殺されたりと。されど両者は何ものをも知らざるなり。生命は殺すことを得ず、生命は殺されることを得ず。」 . . . 本文を読む
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「バリ島物語」バガバッド・ギータ 精霊に終わりなし。永遠にして不死なり

2009-11-04 18:03:29 | バリ
この物語の中にバガバッド・ギータの詩句が2カ所使われている。書の冒頭、目次の前には 「生誕の終末は死なり。 死の終末は生誕なり。 法はかくの如し」   プロローグが終わり、第一章が始まるところで、 「心賢き者は生ける者のために悲しまず、 はたまた死せる者のためにも悲しむことなし。 すべて生くるものは永遠に生く。 消えゆくものはただ外殻のみ、 ただ滅ぶべきもののみなり。 精霊に終わりなし。永遠に . . . 本文を読む
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