今年の3月は二大行事が重なった。3月12日にニュピを、そして明日27日はガルンガンを迎える。明日は郵便局や学校はお休みで、近所の土産物どおりもこのようにがらんとしている。
娘の通う学校は今日で最終日となり、19日間の長い休みに入る。
学校では日本でいうところの学芸会でタームの終わりを締めくくる。10時から12時までの長い物語が演じられる。
ここでガルンガンのおさらいをしておきます。
①祖霊を迎える行事。②ブト・カロに対する供養。③邪悪(adarma)にたいする善(darma)の勝利を記念する日。の三つの解釈がバリ人に自然に受け入れられているが、③が教義上の共通見解とされているという。(バリ宗教と人類学 吉田竹也 風媒社)
②バリにはサカ歴とウク歴がある。ニュピはサカ歴で祝う。ウク歴は210日が一年になるので、ガルンガンはウク歴の新年にあたる。
③ガルンガン前日にペンジョールと呼ぶ竹の幟を各家の門の横に立て、豚をつぶして料理を作る。
これは豚を潰して料理(ラワール)をつくる場所で撮影した米を炊くシーン。なにやら懐かしい気がしませんか。米はセイロで蒸して食べる。この蒸すと言う料理方、水質によらず美味しい御飯を炊くことができる。
旨そうな鳥も煮えています。
ガルンガン当日は正装をして午前には村の寺院にお参りする。次の写真はかつてキンタマーニを訪れた時のもの。
女たちは供物(gebogan)を持って祈りに行く。
そして次に家寺にまいって祈る。
午後からはバロンが村を練り歩く。
ガルンガン前日のクタ。