団塊亭日常

悠々として急げ 朝露の一滴にも天と地が映っていることを毎日怠らず書き綴る。

映画「ディスクロージャー」仮想空間に入り込んで自らの地位を奪う陰謀の証拠を探し出す

2008-12-02 21:20:10 | 映画・音楽・読書・宗教

マイケル・クライトンが11月に亡くなったので、追悼の意味で映画「ディスクロージャー」を観た。
逆セクハラ=女ボス(デミ・ムーア)が部下の男性(マイケル・ダグラス)をセクハラするというテーマも1994年当時としては極めて新しいテーマたり得たのだろう。最も今でもこのケースは珍しいが。しかしこれはマイケル・クライトンがわざわざ書くことでも無いように思う。

やはり描きたかったのはバーチャルリアリティーの紹介であり、インタネット時代の幕開けだろう。この映画は1994年制作とある。1994年といえばインターネットの幕開けの年だ。この匿名インタネットメールがこの映画の主人公マイケル・ダグラスの窮地に立つ逆セクハラ訴訟を助言し、適切に誘導する。そして勝訴する。

もう一つこの訴訟で重要な役割は携帯電話だ。1994年といえば日本では携帯電話の普及にそろそろ加速度がつき始めた頃だ。米国でも似たようなものだろう。この携帯電話が期せずして録音機の役割をして、逆セクハラの模様を録音しており訴訟の勝利を決定的にする。ここでも又マイケル・クライトンは1994年当時のハイテクを物語の重要小道具の一つにしている。

この当時のハイテクの極めつけは、デジコム社の命運をかけたバーチュアル・リアリティーによる「コリドー」システムで、仮想空間に100%没入することができる。このVR(バーチュアル・リアリティー)もこの1994年から普及し始めた。
この仮想空間に入り込んで自らの地位を奪う陰謀の証拠を探し出す。このあたりもマイケル・クライトンが是非描き出したかったところだろう。

当時、仕事で徳島の某社を訪れたことがある。そのときに50Mbit/秒の高速デジタル専用線の売り込みに行ったのだが、その利用目的の一つがが実はこのVRであった。当時の若手開発部長氏は米国での最先端VRを研究されていたのだろう。瞳孔の空間位置に合わせて見る先の映像をリアルに変えて臨場感と没入観を出す会議システムの研究を行うために50Mbitの高速専用線が必要だと熱く語っていた。この時の事を思い出しながらこの映画を観た。



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