まさおレポート

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AI人間の憂鬱

2018年04月18日 22時58分12秒 | 回想のNTTデータ 新電電 来るべき通信事業

未だ書かれていない小説にはAIにすべての行動を委ね従う男が登場する。自己暗示と同じことがおきる極めて危険な行為だが、なんとしても成功したい男には危険は眼中にない。男は成功するが自己暗示が解けなくなって自分がどこにあるのかわからなくなるほどにAI依存で本来の自己がわからない。AIで意識の核を入れ替えた男になってしまったのだ。

常にイメージしていると意識の核が入れ替わる、同じように意識の核がAIになってしまったのだ。セルフマインドコントロール、カルト宗教すべて意識の核の入れ替えと見ることができる。洗脳は恐ろしい、しかし一部有益だから余計に始末が悪い。

人間の願望は実は人間の根源的闇である無明かも知れず境目が判然としない。だからこそ宗教や儒教は規範を設けて闇に向かう願望を撓めてきた。

宮沢賢治はそれを見抜いていた。だからワタシハソウイウヒトニナリタイと書いた。ソウイウヒトとは俗世間の願望とは極北のヒトだ。

世の中は大なり小なり洗脳と志で成り立っている。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はその危険をテーマにした物語だ。願望は本当は危険なのではないか。自己が崩壊する危険があるからだ。では自己とはなにか。これこそが主人公である「僕」の捨てさせられた影であり、その後には時間が止まり「百科辞典棒」が残る。時間が止まるとは無理数のかなえられない到達点の追及でありであり、前に進まなくても永遠に終わらない映画のようなものだ。ゼノンの背理も参考になるかもしれない。

次の事件について書いた記事は志の危険性を見事に捉えている。

2006/04/04 - 昨日、NHKのニュースを見て驚いた。あの男児投げ落としの犯人が4行日記をつけていたのだ。 4行日記とは、1日を振り返り、事実・気づき・教訓・宣言の4つのファクターに分けて書くという手法。単に日記を書くだけでなく、気づきを与え、最後にポジティブな宣言をすることで、潜在能力を高め、意識が前向きになるという。自己啓発を兼ねた日記の手法ということで大変話題になっている。

「川崎男児投げ落とし事件」はマンションの高層階から子どもが通り魔的犯行によって投げ落とされ、死亡した事件だ。 ... その後、68歳の女性清掃員も投げ落とされかかる事件が起き、その時の防犯カメラ画像が公開されたことによって犯人が出頭した。 更新日: ... 防犯ビデオに不審な男が自転車を押す姿が映り、この男が男児の転落直前、男児と一緒にビデオに映っていたことが判明した。

人が「自分は○○の人間です!」と無理やりポジティブな宣言をやり続けることは、内面がドロドロなのに、それを隠して真っ白い仮面をつけるようなものではないか。

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