まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

サイトウ洋食店でワイン会

2014-03-31 12:59:58 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
このあいだ卒業したゼミ生のひとりは、
私のブログのなかでこの 「飲んで幸せ・食べて幸せ」 のカテゴリーが一番好きだったそうです。
自分で食べたり飲んだりしたわけではないけど、読んでいて幸せな気分になれるのだそうです。
ところが昨年、私が糖質制限ダイエットをやっていた頃は、
ほとんどこのカテゴリーでの更新がなかったので残念な思いをしていたそうです。
ダイエットに終止符を打ち、年末あたりからこのカテゴリーが復活したので喜んでくれていました。
むしろ最近では怒濤の送別会ラッシュでこのカテゴリーばかり書いてる気もしますが、
いちおう記録に残すため、今日も飲んで幸せ、食べて幸せな話を記しておきます。

その怒濤の送別会ラッシュのなかのある日、サイトウ洋食店でワイン会が開かれました。
以前に 「アルシェ・ドゥ・ノア」 というワインパブを経営していた方が、
お店を畳んだあとも時々ワイン会を開催してくださるのですが、
いつもだったら 「Bisto Suzuki」 でやることが多いところ、
その日はサイトウ洋食店での開催となったのです。
むろん料理担当は齋藤さんです。
この日のテーマはニュー・ワールドのワインということでした。
お店に入ってみると、もうこんなふうにグラスとボトルが並べられていて、
いつもの洋食店の感覚とはまったく違います。



メンバーが揃ってまずはシャンパンです。
フランスのシャンパーニュ地方で作られた本物のシャンパンですので、
最初っから今日のテーマとはズレてしまっていますが、
主催者の方は元はといえばフランスワイン専門の方でしたので、
どこかで1本ぐらいフランスのものを入れたかったのでしょう。





残念ながらワイン会からだいぶ時間が経ってしまったので、
このあとのワインも含めて味はほとんど忘れてしまいました。
もともと私は味覚が鋭いほうではないので、細かい違いなどはまったくわかりませんし、
記憶力のなさは皆さんご存知の通りですが、
とりわけ味や香りや色などの感覚的なものを覚えておくことができません。
ソムリエなどには一番向かないタイプですね。
そういう意味ではワイン会などに出席するのも金と時間のムダなのかもしれませんが、
まあ、記憶はできなくてもその場で美味しく飲むことくらいはできるので…。
さて続いて、酔っ払って味がわからなくなる前にということで、
その日のメインの一番高いワインが開けられました。





イタリア産スーパートスカーナです。
いくらって言ってたかなあ?
書き留めておかなかったので、感覚的なものばかりでなく値段も忘れてしまいました。
この高いワインは開くのに時間がかかりそうだということでチビチビ飲むことにして、
料理に合わせて白ワインも開けておきます。





アメリカ、オレゴン州のピノグリです。
ナパヴァレーのワインは有名ですがオレゴンのワインは初めてです。
そして、前菜がやってきました。



右からフォアグラのブリュレ、国産キャビア、帆立のカルパッチョ、カルボナーラのキッシュです。
なんかちょっといつものサイトウ洋食店とはちがいます。
洋食ではなく本格フレンチではないかい?
前菜が意外と軽めではなかったので、赤ワインもガンガン開けていきます。





オーストラリア、ヤラヴァレーのワインです。
次に運ばれてきた料理はこのワインによく合いました。



自家製パンの上に温めたシェーブルチーズのパンチェッタ巻きを乗せたもの。
クセのあるチーズをみごとな一品に変えてくれました。
ワイン会向きのメニューだと思います。
そしてカリフラワーとカブのスープ。



ほんわかした優しい味わいです。
これは赤ワインでもいいし白ワインでもいい感じ。
なのでもう一本白も開けます。





これもオーストラリア、ヤラヴァレーのシャルドネ。
このへんになるとグラスが4~5個自分の前に並んでいて、
飲み比べをしたり食べ合わせを確認したりしながら飲んでいました。
そして、自分では一生懸命冷静に比較しようとしているのだけれど、
比べれば比べるほど酔いが早く回っていくのでもう何も判断できない状態です。
そこへ魚料理がやってきました。



伊勢海老のアメリケーヌソースです。
これは2人前です。
さらに畳みかけるように肉料理。





牛肉の煮込みパイ包み (とか何とかいうような名前だったと思う)。
これが出てきた頃には最初のスーパートスカーナがいい感じで開いていて、
絶妙のマリアージュになっていました。
最後に開けたのはピノノワール。



ですが、もう酔っ払ってしまってラベルを大写しするのを忘れてしまいました。
かろうじて写っていた Daniel Schuster という名前で調べてみると、
ニュージーランドのワインであることがわかりました。
最後はデザートです。



チョコレートケーキですが、たしかザッハトルテと言って出されたんじゃなかったかなあ?
もうこのへんは記憶が定かではありません。
今回はワイン会の報告というよりも、サイトウ洋食店で出された本格フレンチ料理の報告でした。
齋藤さん、いつもは洋食屋のシェフの皮を被っていますが、
一皮剥けば本格フレンチのシェフだったんですね。
ふだんの営業ではとうてい見られない感じで、とてもカッコよかったです。
まさに 『おいしい関係』 の織田圭二そのままだったんですが、
『おいしい関係』 のことを誰も知らなくて、いくら言ってもわかってもらえず寂しかったです。
私はドラマで見たあと、槇村さとるの原作マンガも全巻揃えて読んだクチなので、
リアル織田圭二を目の当たりにした感動で打ち震えていたのですが、
同時に世代間ギャップにも打ちのめされてしまいました。
このあとは何軒もハシゴしたらしいのですが、完全に記憶を失った夜のうちのひとつとなりました。
誰にも迷惑をかけていないことを祈るのみです。


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