本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

元祖(?)日本的M&A?!:松山情報発見庫#106

2005-03-10 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『奇跡の人材育成法-どんな社員も「一流」にしてしまう』,永森重信

「鶏口となるも牛後となるなかれ」
これがいまM&Aでその成長が話題になっている会社のポリシーでもあるようだ。
どこの会社のことだろ?
いま話題のライブドアだろうか?
いや、このサイトでそんなミーハーなところは取り上げなさそうだ・・・
答えは永森重信社長のキャラクターでも有名な日本電産株式会社のことだ。

この本は最近話題になったこの企業が創業10周年の1983年に書き下ろした本の増刷版だ。
内容は、どうやって3流4流っぽい人物を1流にして会社に戦力として活かすかということが書かれている。
僕は自分がまさにこんな感じで周りに育てていただいた気がするのでいたく共感した。

日本電産の人材育成は、
「叱って、怒鳴ってボロクソに言って、皆の前で恥をかくことによって、闘争心や反発心を呼び起こすという方法である。これも優秀な人間だから叱られている、期待されているから怒鳴られている-というイメージを定着させた上でのことである。」(136ページより)
という感じのことだ。
これは永森社長の
「人間ひとりひとりの能力は、そんなに極端に大きな差はない。一般に『一流』といわれる人間は、いつも他人には負けたくない、あいつだけには負けてなるものか、こうした気持ちを持ち続けた結果一流になったのである。」(119ページより)
というような経験則に基づくものだ。

こんな時代だからこそ、
べたべたの昭和頑固親父的な人材育成法がいいのかもしれない。
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