本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

拒絶を恐れない。 : 知のコングロマリット#148

2010-05-16 23:43:35 | 知のコングロマリット
1063人の収入を60日間で41%アップさせた 人を動かす技術 (世界トップクラスの人だけが知っている!最先端の「コミュニケーションの心理学」)
マイケル・ボルダック,堀江信宏(訳)
フォレスト出版

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心が枯れている。そんな時は自分の本棚に語りかけてみよう。
きっとヒントをこれを読んでご覧と語りかけてくれるだろう。今日の一冊は以前取り上げていたマイケル・ボルダックの本より。カーネル・サンダースの経験より。
カーネル・サンダースは世界初のFCシステムを開発し、ケンタッキーフライドチキンを開発したことで知られる人物ですが、その創業のきっかけは、もともと彼は高速道路沿いでチキン料理のお店を営んでいたが、新しい高速道路ができ、ほとんどの人がそこを通らなくなり、廃業に追い込まれたということから、スタートしているのです。
彼は、自分で商売をゼロから、スタートするという選択肢ではなく、「世界一おいしいチキンのレシピを持っている」ということを強みに、レストランのオーナーたちにレシピを売るということを考えたのです。
実際、チキンを作ってのプレゼンテーション。
でも、ほとんど断られ続け、2年が過ぎたと言います。


「大規模に成功する人は皆、拒絶された回数も半端ではない。」

というメッセージがここにあります。
ボルダックは、本当は拒絶ということはないという。あるのは、反応だけであるという。相手が自分がどう扱おうと、自分がその相手の行為を拒絶しなければ、なにも拒絶という行為はないということ。
自分が相手を拒絶するから、実際の拒絶という概念が生まれるという。
あっけあらかんとしていろ、成功を望むなら。
めげるな、成功を望むなら。

「たとえ納得できなくても、相手に与え続けましょう。」

拒絶されるのではなく、自分が与えるということをあきらめることがコミュニケーションの失敗の始まりである。
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