意思決定力本田 直之ダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
STAGE5 シュミレーション力を鍛え、意思決定する
Pros&Consプロコン:
実行したときのメリットとデメリットを書き出す。
何か新しいことをはじめるにあたっては、本田氏は必ずプロコンをおこなうという、そのときのポイントとして、
紙の半分左にProsメリットを書き、右側にConsデメリットを書くわけだが、ここで、紙に書くということが「思考や感情の可視化」にもつながるという。
意思決定とは、まず問題を整理し、クライテリアに照らし合わせて、選択肢を抽出し、優先順位をつけてプロコンで検証し、シュミレーションしていくという一連のプロセス。
ポイントは必ず、できるだけ、デメリット・選択に伴うデメリットを徹底的に書き出すということ。
そこから、相手を想定し、シナリオを作る感覚でシュミレーションをしていく。
これは、ビジネスでいうとマーケットということになるし、顧客ということになる。
★重要なのは、検証しながら、実行・意思決定を行っていくということ。意s決定は目的でもあるが、有効なトレーニングでもある。
STAGE6 意思決定で失敗しない「リカバリー力」を蓄える
見込み6割で意思決定し、残り4割は行動しながら、カバーする。
ひとつ間違えたら、取り返しのつかない意思決定など早々無い。見込み6割でどんどん意思決定をし、残りの四割は行動しながらカバーしていくという姿勢が適切。
大切なのは、「意思決定に正解は無いが、何度も繰り返しながら、正解に近づけていくという」姿勢を持つこと。
意思決定に伴うリカバリー力をつけたければ、失敗した要因をすべて自分に求める「内部要因思考」に切り替えること。
★最悪の状態に備えて、「コンティンジェンシープラン」を用意する。
⇒コンティンジェンシープランとは、最悪の状態に陥った再の次善の策。
《損切りする勇気》
《固執しないスピードと撤収の姿勢》
⇒この本の中で一番響いた部分でもある。失敗で終わりということは無い、それは唯一の選択肢ではなく、自分の中で一番優先順位が意思版高かった選択肢に過ぎず、ひとつがうまくいかなかったなら、できる限り、すばやく潔く、第二の選択肢に乗り換える。これがリカバリーするためのコツ。早ければ、早いほど損は小さくなる。
★ダメだという兆しを見つけたら、被害が大きくなる前に損切りをする。一時的に失っても、大丈夫。またリカバーすればいい!!
キャリアについて~
キャリアについても、ひとつの初志貫徹を貫くのではなく、変化対応力・リカバリー力で力をつけていくことも必要。
最後に~
Off the beaten track
ずっと同じ環境でいると意思決定しなくてすむ、しかしそれでは「ゆでカエル」にはならにあか?意思決定を鍛えるには、アウェーにいくことも必要。
敢えて苦手なこと、未知の分野に飛び込むことに挑戦することも必要。
《踏み固めた道を外れろ》