飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

「レンピッカ展」を見る(Bunkamura)

2010-04-02 | 美術&工芸とその周辺
ボクは京王井の頭線を通勤に利用していて、渋谷駅でJRに乗り換えています。その通勤途中、渋谷駅構内でいつも目にするのが、Bunkamuraで開催されている「レンピッカ展」の広告(レリーフ)です。こうも毎日目にするとどんどん頭に刷り込まれていきます。行かなきゃな~と潜在意識に訴えかけられるのです。でも、逆に毎日目にすることで飽きてしまうこともあるんですが…。



その「レンピッカ展」ですが、昨今美術展に行くと長蛇の列で閉口してしまうことが多いのに対して、客は少なくゆったりと鑑賞することができました。レンピッカなる女性画家の存在はそれまで知りませんでしたが、ポートレイトが幾つか展示されてあり、それを見ると洗練されたおしゃれで都会的な美人です。それは画家というより女優のような美しさ、彼女は「セルフプロデュースの女王」とあったのですが、詳しくはわかりませんが、波瀾に富んだ人生ながらも、存分に自らの美貌を武器にしたし、時にはそれによって楽しんだこともあったのでしょうね。



そのレンピッカの絵で注目度されるのは、さきの駅の広告にも使用されている「ピンクの服を着たキゼット」や「緑の服を着た女」「タデウシュ・ド・レンピッキ」などを描いた1920年から30年にかけた全盛期の時代でしょう。今でいうところのイラストレーションを想起させるようなモダンなタッチで、近代化されていく都市に生きる生活者の感性を大いに刺激したでしょうし、絵自体に力強さも感じさせる作品群で、それは見応えのある絵が多かったです。しかし、全盛期を過ぎた時代の絵は、どこかスピリットが弱くなっているような感じがして、残念ながら作品の持っている吸引力が弱いように感じました。先日アップした映画「NINE」ではないですが、モダンで洗練された女性像には無条件で?惹かれてしまうボクなのであります…が。

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