吉松真幸のボランティア報告書

鹿児島在住、吉松真幸(仮)の東日本大震災ボランティアレポート ボランティアから帰っても、他の形の被災地支援を模索中。

臆することなく、ボランティアに参加しよう!

2011-04-10 16:53:50 | ボランティアのススメ
くどいようだけど、被災地、特に大都市から離れた、交通の便が遅れ、物資の調達もままならない地域では、ボランティアの数が不足している。

被災された方々が日常の生活を取り戻すために必要な、被災家屋の整理・・・泥出し、畳出し、家財道具の搬出なども、圧倒的に人手が足りない。

自衛隊や消防は、生活再建さえも遠い、壊滅的な打撃を受けた地域に重点的に動員されているし、それはその通りだろうと思う。

ある有名な方のツイッターでの
「阪神大震災で被災した当事者の一言。『助けに来てくれて一番ありがたいと思ったのは、自衛隊の人たち。 一番迷惑で邪魔だったのは、自称ボランティアの人たち。こちらが必要とする事はできず、逆に残り少ない食品や飲料水をコンビニで消費していく始末』」

というツィートが、
「自称ボランティアの人たちは一番迷惑で邪魔になっている」
と、その真意が含まれる部分を(故意に?)省略されて、ネットで拡散されてしまい、ボランティアに参加したいと思っても、二の足を踏んでいる方々も多かろうと思う。

また、現地での物資不足、燃料不足のニュースが繰り返し流され、被災地にたどり着く事さえ容易でないと考えている方々も多いだろう。

けれど、実際に被災地に9日間滞在し、ボランティア活動に参加した僕からすると、手助けを求めている地域では、圧倒的にボランティアの数が足りないのだ。
決して迷惑ではない。
すでにボランティアとして活動している側からしても、たった1日だけの参加でも、手が増えることは、うれしかった。

それから、被災地でも、石巻の場合は物資不足・燃料不足は改善されつつある。
ただし、いちばんの理想は、今住んでいる地域で物資や食料、水を調達し、現地入りすることだけど。

(現地での調達は、被災された方々が必要とする分までボランティアが消費してしまう事になりかねないから、可能な限り避けたい。あくまでも、持参したものが尽きてしまった時の、最後の手段としたい。僕は、滞在日数ぶんの食料は鹿児島で、水は経由地の新潟の公園で調達し、それを背負って石巻入りした)

だから、臆することなく、志を持つ方々は、ぜひともボランティアに参加してください。

そして今住むところに戻ったら、見た事、感じた事を、自分の言葉で、周りの人たちに伝えてください。


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