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プーチン首相のバイカル湖潜水によせて

2009-08-09 | ラジオ
ロシアでは学術調査団の組織計画が2011年にスタートすること
になった。
これはプーチン首相が明らかにしたものだ。
プーチン首相は8月1日、シベリアのバイカル湖で行われた調査
に参加し、有人深海潜水艇ミール1号に乗りバイカル湖で潜水し
た。
プーチン首相は世界最高度の透明度を誇るバイカル湖の水中の
美しさを自らの目で確認した。

これに関してロシアの声の記者は次の様にリポートしている。
プーチン首相は学者達がバイカル湖での学術調査に使っている、
有人深海潜水艇ミール1号に乗って、バイカル湖の湖底およそ14
00メートルの地点まで潜水した。
プーチン首相は潜水後ジャーナリストたちに、潜水艇の窓から目に
した光景は美しく、非常に強い感銘を受けたと述べている。

バイカル湖での潜水の前には海洋研究所所長が、プーチン首相を
前にして、潜水艇ミールによるバイカル湖の調査に付いて紹介し、
行われている研究に付いて語った。
バイカル湖は希少な自然の産物だ。バイカル湖は地球上で最も深
く、淡水の貯水量でも世界最大だ。そしてその透明度でも世界最
高度を誇っている。

バイカル湖はおよそ2500万年から3500万年前に形成された。
この事実にも驚かされる。何故なら多くの湖、特に氷河から形成さ
れた湖は、平均して形成から1万年から1万5千年後には堆積岩が
蓄積され湿原化するからだ。
しかしバイカル湖は、この例に当てはまっていない。
これらの事実と共にバイカル湖に生息する、非常に珍しい様々な動
植物の学者達をバイカル湖に引き付けている由縁の一つだ。

有人深海潜水艇ミールがバイカル湖の学術探査で使用されてから今
年で2年になる。
すでに幾つかの発見が成し遂げられた。
そのなかにはメタンハイドレート層の発見がある。
メタンハイドレートは、水とメタンガスが結びついている物質で、氷のか
けらに似ているが燃焼する。
メタンハイドレートは未来の燃料と言われている。バイカル湖はロシア
で2番目のメタンハイドレートの大規模な埋蔵地となった。
しかしバイカル湖でメタンハイドレートを採掘しようとする人は誰もいな
い。
その理由として先ず第一に非常に強い温室効果ガスである、メタンを
含んでいるメタンハイドレートの採掘方法が、未だ発明されていない
事がある。
二番目にバイカル湖とは自然を研究するための、いわゆる研究室であ
って産業活動を行う場ではないとうことだ。
バイカル海洋研究所所長は、この様に述べている。

プーチン首相はバイカル湖の水中の美しさを自らの目で観察したあと、
環境保護の会議に出席した。
現在ロシア連邦の法律には、企業がより環境を考慮したテクノロジー
に移行し、汚染物資の排出を削減し自然保護対策に実施を促すための
メカニズムが欠けている。
この様な現状を変えることか必要だ。
これに付いてはロシア経済のエネルギーと、環境の効率を高めるため
の総合的な対策の練り上げが(?)されている。

(?)は聴き取れず

深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の
住人たち


北村 雄一
ネコパブリッシング


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8月2日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望

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