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進化するグロナス、ナビゲーション市場の急成長

2013-04-27 | ラジオ
ロシアにおける衛星ナビゲーションサービス市場の成長は、ひとえに衛星測位システム・グロナスにかかっている。先日、衛星測位システムに関する国 際フォーラムがモスクワで開かれ、このテーマが様々に検討された。
市場は急速に拡大している。ロシアはこの分野における外国への進出を積極的に進めていこうとしている。
全地球測位システム・グロナスがロシアで利用されはじめたのは1993年のことだ。今日に至りグロナスの本格稼動を妨げる全ての技術的問題は解決 されている。2011年、連邦プログラム全地球測位システムが完了した。

ロスコスモス・ロシア連邦宇宙庁のダヴィドフ副長官は、次のように語っている。
「衛星軌道上に必要な機器が完全な形で展開している。地球全体をカバーするシステムが構築され、精度も非常に向上した。GPSに次ぐ世界第2の 衛星測位システムである。このようにロシア自身は評価している」
副長官のコメントを紹介した。

2020年を期限とする新たな連邦プログラムは、国際協力の発展を見込んでいる。最重要課題はグロナスを、全地球衛星測位システムの鍵となる要素 とすることだ。
副長官は、このように述べている。
「現在、外国に関連施設を展開することに関する作業が行われている。40以上の国々との協力がオーガナイズされている。うちの大多数がロシアが管 理するグロナスのステーションを、彼らの領土に展開することに合意している。ブラジルでは昨年、グロナスシステムの測位情報収集ステーションが稼 動開始した。グロナスの競争力を高めることは、ロシアの国益に適うばかりではなく、世界全体の利益にもなることだ」
副長官は、このように語っている。

輸送、建設また農業の方面でグロナスシステムを利用すれば、年間1600億ルーブルという莫大な経済効果が生まれる。もうひとつ有力なのは、安全 確保という方面における利用だ。毎年ロシアの諸都市で2万8000人が死亡している。
この点について、ロシア運輸省ツィデノフ大臣は次のように語っている。
「ここで重要なのは救急や警察の到着にかかる時間だ。遭難者の健康被害が最小で済むための時間はゴールデンタイムと呼ばれる。この問題に当るため にエラ・グロナスというシステムが導入される。事故の際、緊急班を自動で呼べるようにするのだ。
同様のシステムがEU、ブラジル、アメリカでも創設されつつある。ですがプログラムの実現で先頭を切っているのは、現在、ロシアだ。
エラ・グロナスの完全な形での導入に至るテクニカルなスケジュールが既に組まれている。輸送手段の新たなタイプのターミナルが、2015年以降建 設される予定になっている」
ロシア運輸省の大臣は、このように語っている。

衛星測位技術を用いた救急システム、エラ・グロナスは無料サービス、高い信頼性、機動性を基本的特徴としている。年間数千人の人命が救われる期待 が持たれる。
稼動開始は2014年。輸送システムのナビゲーションを統合するプロジェクトの中核となる見込みだ。なぜなら衛星からの眼差しは国土全体をカバー するのだから。

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4月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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