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北朝鮮の核保有は韓国にも同様の口実を与える

2009-07-29 | ラジオ
中国人民解放軍の参謀総長は、ロシアのマカーロフ参謀総長と軍
事政治協議を行い、その席上、北朝鮮が自国の核兵器を製造する
ことは許されないと述べた。
中国人民解放軍の参謀総長は、北朝鮮が最近実施した核実験とミ
サイルの打上げを中国政府は、深い懸念を持って受け止めていると
指摘し次の様に続けた。

もしこうした行為の結果、北朝鮮が核兵器を保有するに至るとしたら、
朝鮮半島情勢は急激に悪化し韓国に核弾頭取得の良い口実を与え
てしまう。
一方アメリカは朝鮮半島問題に介入するため、このチャンスを利用す
るのを見逃さないだろう。
こうしたことから朝鮮半島の緊張のエスカレートに対し、中国政府は
責任を負っているが多くのことは他の関係当事諸国の関係にも掛か
っている。
中国人民解放軍の参謀総長は、こうした考えを示している。

ロシアの専門家トレラーヤ氏は日本や韓国、そしてアメリカの余りに
も神経質な反応は多くの点で、地域の不安定化を招いていると捉え
ているとし、次の様な見解を述べている。
「北東アジアの緊張は北朝鮮そのものの行動の結果ではなく、そうし
た行動に対する反応によって生じたものだ。北朝鮮の人々はピョンヤ
ン体制を脅威に晒すような紛争を、実際に急速に激化させるようなこ
とは望んではいない、
彼らは常に危険な境界線のところに留まることだろう。
それより私が心配しているのは日本や韓国、アメリカの側からの大げ
さな反応だ。
確かに現在、ここ数年だが日米韓の指導者達は、北朝鮮のあらゆる挑
発行為に対して反応を控えめに抑え、行動を自制することを学んではい
る。
遅かれ早かれ北朝鮮が、6ヵ国協議の場に戻ることを私は期待している」
トレラーヤ氏はこのような見解を示している。

ここで付け加えておきたいことは、大量破壊兵器を用いた軍事行動の恐
れもある、予想不可能な事態の進展に対して主な責任があるのは、ほか
ならぬ北朝鮮指導部であるという点だ。
紛争当初からロシア政府もまた中国政府も感情に(?)することなく、北朝鮮
当局に対し出来る限りの、外交的また政治的影響力を行使すべきだと求
めている。

これに関連して中国人民解放軍の参謀総長は、北朝鮮が核問題に関しロ
シア政府と中国政府の立場が(?)している点を指摘している。
露中双方は朝鮮半島は非核化されるべきだと強く主張している。
この目的達成は困難かつ複雑で長期にわたるものになり、忍耐が必ずや求
められることだろう。
しか肝心なのは政治的な意思の有無であり、先ず第一に今それをはっきり
示すべきは何と言っても、北朝鮮当局であると考える。

(?)は聴き取れず

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7月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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