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日本との関係拡大を目指すロシア

2008-04-23 | ラジオ
ロシア外務省はこの程2007年度、つまり昨年度のロシアの対外政策の概要を
発表したが、その中では露日関係に付いて少なくないスペースが割かれている。
このことに関してロシアの声の評論委員は次のようにコメントしている。
2007年度のロシアの対外政策の概要の中では先ず、現段階においてロシアと
日本の関係が2003年1月、プーチン大統領と当時の小泉総理大臣がモスクワ
で承認した露日・日露行動計画を基盤にして発展しつつあることが指摘されて
いる。
露日・日露行動計画は現在存在するあらゆる意見の食い違いを徹底した、そし
て建設的な交渉を通じて調整していくことを規定している。

ロシア外務省はまた露日の政治対話が、多面的な性格を帯びていることを指摘
している。
2007年度は首脳レベルで、また外務大臣レベルで集中的なコンタクトが続き、
2006年11月にロシアと日本の指導者の間で達成された合意に基づいて、外務
次官レベルでの戦略対話がスタートした。
戦略対話の枠内ではグローバルな、また地域の安全保障の鍵を握る重要な様
々な問題に関して意見交換がなされている。

もちろん平和条約の締結問題をめぐっては、相互に受け入れ可能な解決策の模
索も続けられている。AX
ロシア外務省が発表した2007年度の、ロシアの対外政策の概要では領土的な側
面に関して意見の食い違いが保たれていると言う条件化において、露日双方によ
りこの問題の否定的な影響から、両国関係を抜け出させるという目的が指摘され
現実主義と(?)を基盤にした露日関係の発展に向け、顕著な前進が達成されたと
述べられている。

さらに文書の中では経済においても、また経済だけに留まらない両国関係におい
ても著しい進歩、前進が見られたと述べられており、原子力エネルギーの領域ま
た交通運輸、通信、環境保護といった分野での共同行動が成功裡に発展したこ
とが挙げられている。
加えて昨年2007年は貿易取引高が50%以上も増え、180億ドルという記録的な
水準に達した。
これはもちろん露日両国の持つポテンシャルから見れば、そう大きな数字とは言
えないかもしれないが、特筆されるべきだと思う。

ロシア経済に対する日本の投資額も30億ドルとなった。
ロシア外務省は露日の協力関係が、昨年好ましい形で発展した、その基盤になっ
たものとして、ロシア経済が確かでまた強いものとなったこと。
ロシアとの協力に対する日本実業界の関心が高まったことを挙げた。

(?)は聴き取れず

3月23日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望