台風（思い出編）

台風上陸したんですね。
房総半島。
テレビ中継って、なんで我慢比べ・・・いや、肝試しの様な位置で中継するのかね？
あれって、「ここまでは近づいても平気だ」って、思う奴が出ちゃいそうで良くないと思うんだよなぁ。

まぁ、テレビの事いえた義理じゃないかもしれないけど。

子供の頃、小学校に上がる前の事です。
台風銀座の宮崎に住んでいた頃。台風が来るってんで、雨戸閉めて台風に備えていたんですわ。雨戸とか閉めるような家（と、言うか親が不精なだけだったんだけど）じゃなかったんで、それはもう大事なんだなと、子供ながらに思った記憶があります。
その後、見事台風直撃で長い間停電したっけなぁ。

停電に備えておにぎりとか沢山準備してあったかな？

親ねーちゃんも居たし、怖いって感じは無かったんですけどね。
停電した時は、なんか冒険って気がしてわくわくしてましたよ。

その後小学校に上がって現在に至るまで、なんかわくわくするんだよね。
不謹慎だけど。

小学校に上がってからは、それなりに台風が怖いって思うようになりました。
それは、大雨が降った時の事です。たしか台風だったと記憶してるんですが・・・
とにかく、長雨が続き地盤が緩んでいたんだと思います。

夜中にガサッて音が聞こえたんですよ。
その音で起きたんですが、自分が寝ていた部屋の裏にある林がなくなってたんですよ。
それで、反対側の住宅街が見えるし、一体何が起こったのかと窓を覗いてみたら。。。無かったんです、家裏の崖が！！

あれはマジで怖かった。

そして、大学に入ってからの事です。
東京や大阪から出てきている連中と台風合宿（ってか、下宿が近いもの同士が集まっていた中に混じって遊んでただけなんだけど。）をやってたわけですよ。

ちなみに、この時です。バイクで走っていてトタン屋根が降ってきて肝冷やしたの。

とりあえず、食べ物と飲み物を準備して台風に備えたわけですは。
しかし、暇だしパトロールにでも行くかと、風は吹くは雨は降るはの中出動したわけですよ。
まずは近くの川に増水調査。（大学は川の増水の為休校になったんだ！この日！！）
その後、山の上に行き風力調査。まじ風に飛ばされました。
ああ、台風って怖いなぁ・・・って反省しましたよ、この時。

その後、他の同級生と連絡を取り合い、お互いの無事を確認。
でも、一人の同級生と連絡が取れなかったんですよ。どうも停電している様子。

こりゃ！
っと思ったけど、そこの家は海抜０ｍ地帯のマジやばい地区。
その日行くのは（二重遭難を避けるため）あきらめ、次の日そいつの家に行ったんですよ、そしたら到着するまでの道中、電柱は倒れているは車はひっくり返っているは、そりゃすごい有様。

件の友達の家はと言いますと・・・母屋に母屋と同じサイズの倉庫が寄りかかっているではないですか。（築40年くらいの家だったんだよ）
屋根は吹っ飛び、隣の田んぼに落ちてました。

こりゃ一大事だってあわてて友達を動員し、壊れた倉庫の解体に加わりました。
大きな木槌もって倉庫の柱登ってある程度のサイズまで壊したところでロープ掛けひっくり返し、その後、よってたかって解体。
ずうずうしく友達ん家の炊き出しご飯のご相伴に預かり、帰宅の途についたわけです。

後日談なんですが、友達の親父さん、そいつの結婚式の時にこう挨拶してくれました。
「あの台風の時はありがとう」って。何度も遊びに行ってたんですけど、どうやら台風の時の印象しか残ってなかったようで（笑）

これだけ書いてみると、自分ってバカだなぁって感じですよ。
今でもあんまり変わらないから。