せっちゃんの毎日

せっちゃんの日々の記録

誕生日に思う事

2013-02-25 18:04:39 | 昔話
ここ二日ばかり、東北地方は凄い寒波に見舞われています。
今朝、お風呂場の水道が凍結気味で、お日様が出てやっと出ました。

今日は私の誕生日ですが、めでたくもない年齢になって、ふと思う事…

亡き母が私に話してくれた事…
私が生まれたのは、北海道の炭鉱町に近い市ですが、
当時は父が独立をしたばかりで、貧しいハモニカ長屋で暮らしていました。
勿論、お産は自宅でしましたが近所の小母さんがお手伝いに来てくれて産婆さんに取り上げて貰ったそうです。

姉や兄の時は難産でお医者さんに掛かって生んだそうですが
私の時は昨晩から降った雪で平屋のハモニカ長屋が潰れそうでしたので
父が屋根に乗って雪降ろしをしていたそうです。

6歳違いの姉か誰かが屋根の上に居る父に『赤ちゃん生まれたよ!』と知らせたら
『男か女か?』と父が聞いて『女の子』と云うと『なんだっ…』と屋根から下りて来なかったそうです。

その年も凄い豪雪で冬の間中雪かきに追われていたと母が云っていました。
そして、お産の日も明けぬ日に結構大きな地震があったそうで、
生まれたばかりの私を抱いて寝巻きのまま外に逃げ出したと云っていました…
生活が貧しかった(?)ので被害などは無かったようでしたが、
石炭ストーブの湯沸かし器のお湯があふれ出て居間中水浸しだったと言っていました。

今考えると地震や豪雪もまるきり縁のない事ではないように思います。

それでも、次の年に長屋の向かいに家を建て父が亡くなるまで実家として訪れていましたが
今は、両親も居りませんので処分したようです。

雪に閉じ込められてつらつらとそんな事を思い出していました…

誕生日ですか?
勿論、祝いませんよ…(東京の次女が「おめでとう」をくれました。)
だだ、主人がをくれて「お友達のケーキ屋さんで好きな買っておいでよ…」と云ってくれました。
嬉しい事です。












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6 コメント

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Unknown (こっちゃん)
2013-02-26 16:34:21
お誕生日おめでとうございます!

せっちゃんの思い出話は
いつ読んでも
その情景が目に浮んできますね。
「ハモニカ長屋」ってテレビで見たような・・・
やっぱり、昭和の時代って良いですよね。

優しい言葉をかけるのが苦手な男の人が多い中
せっちゃんの旦那様は素敵ですね
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お誕生日おめでとうございます (tabinidete)
2013-02-26 19:09:01
せっちゃんは寒いさなかに生まれたのですね。
私は8月の暑いさなかですが・・・(笑)
雪下ろし中のお父様の一言笑ってしまいました。
ちょっと前までは、男の子を産むとお手柄だったのに、最近は女の子を産むと褒められる時代になったようですね。
時代が変わったんですねぇ。

このところの寒波はすごいですね。
「マイナス42度の寒気団が上空を通過中」とかいうのは毎年聞きますが、先日は「マイナス48度の寒気団」とテレビの天気予報で言っていたのでギョッとしました
この6度の違いは大きいですよね。
寒いはずです。
先日志賀高原でマイナス14度で寒かったのですが、翌日マイナス11度になったら暖かいなぁと思ったのですから(笑)

まだまだ寒さが続くようです。
春のおとずれが待ち遠しいですね。
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ハモニカ長屋 (せっちゃん)
2013-02-26 20:33:36
こっちゃんへ

昔は、いたるところハモニカ長屋があったようです。
駅舎の横には市場があって、駄菓子屋なんかもぼんやりと覚えていますよ・・・
家はとにかく寒くて、私がもの心ついた頃には殆どが取り壊しになっていましたが、懐かしい思い出です。

子供の頃は、車も走っていませんし道路は恰好の遊び場でしたよ…

主人は、誕生日だと言うとだと思うようで、
自分では買いに行けないからお金をくれたんですね。
今までプレゼントなんて貰った事ないけど、気持ちだけうれしいですね。
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男の子が欲しかったようです。 (せっちゃん)
2013-02-26 20:57:15
tabinideteさんへ

豪雪の時に生まれたからか、小さい時から雪かきが
上手で家では殆ど私が雪かきしていました。(笑)
父は男の子が欲しかったようですが、
末娘の私の事を何時も連れて歩いて『うちのヤロッ子(男の子)』と
膝に乗せて可愛がってくれましたよ。

北海道の気温は半端じゃない寒さでしたが
若い頃だったからかそんなに寒く感じませんでしたよ…
寒いと言うより痛かったかなぁ~?

車に積んであったモモの水も凍っていましたよ。
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お誕生日 (ukyou)
2013-02-27 21:33:32
お誕生日 おめてとうございます。
年を取るのはめでたくないけど
祝ってもらえるのは幾つになっても嬉しいですね。

お父様・お母様 せっちゃんが生まれた頃
ずい分と苦労されていたんですね。

奇遇ですがうちの次女も二十歳の誕生日でした。
バイトで遅かったので前日 中華の外食でした。
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えっ!本当ですか? (せっちゃん)
2013-02-28 14:02:25
ukyouさんへ

娘さんの二十歳のお誕生日の方がお目出度いですよ・・・

亡き母など子供の頃、誕生日を聞いても『昔から居るの…』と教えてくれませんでしたよ・・・ハハハ

北海道の田舎でしたので、私が生まれた頃は貧しかったのでしょう。
電気屋でしたので、その頃からとても忙しかったようです。
失くして(津波)しまいましたが、私が生まれた年にオート三輪車に乗せて写した写真がありました。
どんどん高度成長して行った時代でしたよ…
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