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TPPの聖域農産品5品目の今。

2018-05-18 23:10:03 | 国内国際情勢
2012年の年末の総選挙で“TPP反対”を掲げて旧民主党を破り政権奪回を成功させた自民党にとってTPPは

出来るだけ人目の付かない外交と経済の問題にしたい気持ちは解らないではないが、やはり日本にとっても米国に

とってそしてアジア経済にとっても重要な意味のある貿易協定なので軽視するべきではない。 麻生太郎は旧民主

党時代に参加協議を始めたはずのTPPに対して総選挙で反対をした理由は旧民主党の協議には聖域が無かったから

とその後におよんで国民を欺いたTPP反対の選挙公約を誤魔化し、取るに足らない言い訳を残した。

自民党のTPP参加協定は絶対に死守すべき聖域農産品5品目を示して交渉に再三挑むことが特徴だった。旧民主党の

TPP参加協定は具体的な聖域は示さず自由化率75%を目指すとして参加交渉に挑んでいた。そもそも聖域農産品の

中には牛肉など既に自由化協定を結んでいる品目もあり今さら聖域として扱うには疑問が残るものもあった。

そこからも自民党のTPP参加交渉は考慮の欠けた付け焼刃だなと感じさせるところが多かった。 TPPの前に自給率

100%を目指すは鎖国を意味するなどと自民サポの言うレベルでは到底無理だったのかもしれない。


当時の米国国務長官ヒラリーにより日米同盟関係の義務とまで言われ逃げることが許されない状態で始まったTPP参加

交渉は大方の予想通りに序盤は米国が一方的に傲慢な条件を突き付けて交渉の理不尽なまでの厳しさが一面に出ていた。

しかしTPP交渉が進むにつれて協定内容も現実的になり徐々に米国の姿勢が弱まり途中からは形勢が逆転して終いには

言い出っぺの米国ヒラリー側は参加交渉に消極的になってしまった。調子に乗った日本側は米国に対して中間選挙で

忙しくてオバマにTPPをまとめる力は無いと軽率にも饒舌になるシーンもあった。これが相手方の癪に障りTPP参加交渉を

担当していた甘利TPP担当大臣がUR口利き問題のスキャンダルで大臣職を辞任する事態になってしまった。オバマ批判を

したのは直接交渉に参加している人では無く外野の財務担当の麻生であった。


結局オバマ政権時代のTPP参加交渉は最初から協定を結ばないが前提の交渉だった。そもそも経常収支が膨大な赤字が山積し

苦しんでいる米国が包括的な関税の引き下げ交渉をするのは時として敷居を下げて致命傷を受ける危険性がある。

長年低迷している米国自動車産業からは国内シエアを奪われる為の自殺とも思えた。TPP協定はヒラリーが関与している

事などから推測するとTPPは最初から米国に勝ち目が無いにも関わらず交渉をスタートさせたブラフで、虚勢を張った

ものだと結論つけることが最も妥当で、評価においてはヒラリーは莫大な外交努力を無駄にしたと言わざる負えない。



トランプ大統領になり米国はTPP協定からは離脱して新たな方向性を模索している。これまでのTPP協定でも既に包括的な

協定からは拗れて形を変えてEPAの側面を強くして品目別の自由化に留めて置くように控え目な形で収まっていた。

それは旧民主党時代にTPP交渉の目標とされた75%の自由化率を目指すに適した結論だった。そしていつの間にやら米国は

政権が代わり現在のロス米商務長官から“TPP協定は欠陥”とまで言われ日本とはFTAによる二国間協議を望んでいる。



今のロス長官には悪いがそもそもTPP協定は米国のヒラリーが“日米同盟関係に於ける義務”として始めたものでそれを

“欠陥協定”と今更のように米国の本音を洩らされても訊いているこちら側が逆に恥ずかしくなる。



米国はTPP(多国間の包括的な自由化)からEPA(品目別の自由化)の強化へと協定内容を変更させても妥協点が見出せずに

協定から離脱して日本とは直接二国間での協議によるFTA(二国間による品目別の自由化)を求めている。 2000年代に米国は

韓国とFTAを結んでおり農産品と医療品と自動車で自由化協定を結んでいる。FTA交渉はTPP協定の包括的な自由化とは違い

麻生太郎が2012年総選挙時の旧民主党時代のTPP参加交渉を“聖域”が無いと批判した聖域の農産品に対してピンポイントで

品目を絞っての交渉となる。 








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