先日、諫早干拓開門訴訟に懸かる間接請求の訴えを認める判決が出ました。私もかねてから開門調査をすべしと要求してきたところであり大歓迎です。この問題を複雑化させてきた最大の原因は農水省や大臣のリーダーシップと責任感の欠如にあります。判決の重みを尊重し１日も早い調査に着手すべきです。他方、民主党もその責任からは逃れられません。何故ならば自分達が選んだ総理の決断により上告を断念し判決を確定させたのだから直ちに執行し開門調査をすべきだったからです。きちんと対応をしてればこれほどこじれることもなく双方が対話のテーブルにつくことになったと思います。その事には口を拭い平然と現政権を批判攻撃するのはおかしいし有権者を愚弄することになります。似たような例は他にも幾つもあります。沖縄の基地負担での国外もしくは最低でも県外に、との発言。コメ政策での小規模農家切り捨てへの変身等々。これでは政治家が人間として信用されなくなるのは当然かも知れません。信無くば立たず、騙しの無い政治を、常に噛み締めるべき言葉です。
今日から４月です。消費税上がりますが、約束どうり社会保障財源に充当することで将来的に安心感を持ってもらい、新年度予算もスムーズに執行することで景気経済を支えて参ります。それにしても買いだめ等すごいですね。気持ちは分かりますがマスコミ等に煽られ過ぎではないでしょうか。品物が途絶えるのならともかく、ちゃんと生産供給されるのですから慌てることはないと思うし、むしろ買い控えが起き商品が余って安売りセールが始まるような気がします。恐らく３％以上の安売りとなるのではないでしょうか。とにかく経済は生き物、よく状況を見極めながらテキパキと政策面でも対応して参ります。
国会は衆院で予算案を可決し参院審議中ですが、年度内成立は事実上決まり景気経済対策の期待も含め４月からの迅速な執行待ちです。野党の追求の甘さやお粗末さが目立つ審議でした。問題発言に関してのNHK会長の吊し上げ等にはさすがに視聴者や地元有権者からの批判も多く、貴重な審議時間なのだから外交安全保障や社会保障、少子化、消費税に関わる問題などもっと重大かつ国民生活に身近で大事な議論に費やすべきとの声が多かったようです。何故少数野党への質問時間配分があんなに多いのか？昔から問われていることですが、委員会審議をスムーズに進める為、がその主たる理由です。与党では党内の部会等で徹底的に議論をし修正や加論を経て予算案を作成していくので予算委で質問する必然性が薄いこともその理由です。とは言え最近の与党の新人議員や支持者からは不満も出てきており今後の課題になりそうです。予算審議が終ると一般法案の審議が始まります。内外の懸案解決のため全力挙げて取り組んで参ります。
補正予算が衆院を通過、事実上成立しました。審議の状況は淡々としたもので、良くも悪くも能力や迫力に欠ける野党の実態を示すものでした。上っ面を撫でるだけだったり、知ったかぶりの浅い経済評論家のようだったり、眠気をこらえるのに苦労しました。TV中継が入ってると鋭い切り込みより自分や自論の宣伝になりがちなのがその原因ではないでしょうか。上向きと言われる景気経済は未だ隅々まで浸透してないし、消費税アップを控えもっともっと突っ込んだ議論や追求があってもよかった、そうしないと国民が益々政治から離れて行くような気がします。さてそれはともかく、成立した予算を速やかに効果的に実行するのがこれからの最大の課題です。全力をあげて頑張って参ります。
メキシコで開催されたAPPFアジア太平洋議員会議ではTPPや中国に対抗しての東南アジア諸国との連係強化を果たして帰国しました。国会は昨日から始まりました。景気経済の確かな足取り確立や都知事選や消費税など課題が待ち構えています。政権奪還して一年経ちました。野党が支離滅裂なこともあり順調に推移してますが、好事魔多しの例えの如く油断大敵です。心引き締めて取り組んで参ります。国会開会の直前に幹事長室で総理と会いダボス会議の話など聞かせて頂きました。インド訪問もすぐ後に予定されておりタフネス振りには驚きます。飛行機内ではよく眠れるそうです。何か大事件や心配事が起きても飛び降りる訳には行かないので、逆に割りきってゆっくり休養出来るのかも知れません。私も機内で眠るのは得意ですが時差ボケはなかなか解消出来ません。もしかして政府専用機には防止装置でも付いてる？