前に中古で購入したGPX125をモダンワークスさんのキットで143ccの4バルブにしたエンジン、
有難いことに時期オーナーさんが決まったから開けてチェックしてみる。
このエンジンはGPXの販売が開始されボアアップキットや4バルブが出始めた時に製作させていただいた物で、
オーナーさんがウチから新しいエンジンを購入してくれたから中古で買い取ったんだが、
そのうち私が使おうと考えていたらご成約となったのでまた開けてオーバーホールするんだけど、
単に昔の自分の仕事を確認したかっただけかもしれないかなぁ。
腰上なんだがオイル管理が正しかったようで傷1つないピストンとシリンダー。
この時点で開ける必要性が薄くなったが実際に確認しないと気が済まないから仕方ない。
腰下で問題ありなのがテンショナーゴムだけ交換してあったけど強化アームが入っていなかった。
まぁこの頃はそんな部品無かったから使っていなかったんだけど、
GPXを143ccにするとチェーン長がギリギリだから今では強化アームのベアリングローラーを強制交換としている。
実際安いしフリクションは減るしテンショナー全てが強化出来るから、
全ての横型エンジンユーザーさんには使っていただきたいが、
私がオーバーホールしたエンジンはテンショナーのゴムは国産に必ず交換しているため強制交換は143cc化のみとしているんだな。
でもこのエンジンはこのまま引き渡すのが気持ち悪いから強化アームセットは自費で交換してお渡する事にした。
って言うかこんな部品ケチってトラブルが出るのがアホらしいと思っただけで、
もっと言えばセミオートテンショナーにもしたいくらいだ。
で、あとは組むだけなんだが今日はまたバイクに乗ったりしていたから週末で何とか作れればまだ良いかな。
これから先のエンジンはケースボーリングや塗装が必要だから時間かかりそうだ。