おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

サムエル・コ-キング苑のチュ-リップは満開。**カタクリ**

2021-02-20 | 日記

故鈴木大拙老師の「一日一言」から

「無明に気が付く」

 吾々が今日自己の周囲のあらゆる面で目撃している、

 この殆ど絶望ともいうべき事態から、

 如何にしたら立ち上がることが出来るか、

 最も簡単な方法は、

 吾々が自己の無明に気がつくと共に、

 それによって業の足枷を打ち破ることである。

江ノ島サムエル・コ-キング苑のチュ-リップは満開。

椿もちらほら咲き始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

故杉本秀太郎先生の花ごよみ「春」から

「片栗」

人の欲しがる花が群生している場所は、知っていてもみだりに人に教えぬがよい。

根こそぎ大量に、そういう花を掘り起こして持ち去り、

小鉢に植えて法外の値で売りひさぐ悪人がはびこっている。

京都近傍を例にとれば、船井郡胡麻の鷺草、貴船の貴船菊(秋明菊)、

大悲山の姫射干は、いずれも人の手にかかって絶滅した。

 このあいだ、友人とタクシーのなかで花のことをあれこれ話題にしていると、

運転手が(個人タクシーだったが)こんなことを言った。

京都の某方面に、片栗の花が一面に咲く林があり、

毎年その花を見にゆくお方を乗せるのですが、

場所は絶対に秘密、人には申せません。

 どうかその秘密は、いつまでも守ってもらいたい。

早春の花のうち、私は片栗の花が殊に好きだ。

いたいたしいほど可憐で、やさしい風情。

片栗はギフチョウの吸蜜植物なれば、

 

はつ春の蝶舞ひゆく森かげに咲けるかたくりの花   高橋達明

 

 

 

 

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