インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

海と瞑想

2010-05-20 23:27:53 | 潜在意識の世界
 海辺へ行くと、最近心を打った文章が浮かぶ。本のタイトルはまた今度で、内容だけをそのまま叩き写して見るに、

  …

 ある賢者が弟子達に瞑想とはどのようなものかと尋ねられ、こう答えました。
 「それはふるいを水で満たすようなものです」
 弟子達はわけが分からなくなりました。ふるいを水で満たすことなど出来るはずもありません。
 ある弟子はそれほど難しいものなのだと解釈し、またある弟子は一瞬だけしか効果が得られないものだと解釈しました。彼らはがっかりして、そこで瞑想をやめてしまいましたが、一人の弟子が賢者の前に進み出て、「それはどういうことなのでしょうか」と説明を求めました。
 賢者はその弟子を海辺へ連れて行き、「これで水を満たしてみよ」とふるいを手渡しました。弟子はふるいで水をすくってみようとしましたが、当然水はすぐに流れ出てしまいます。
「貸してみなさい、こうすればよいのです」
 賢者が弟子の手からふるいを受け取って海へ投げると、ふるいはたちまち沈んでいきました。
「これでふるいは水で満たされました。そして永遠に満たされたままです。瞑想とはそういうもの。精神を少しずつすくうものではなく、精神の海へ入って、日々そこへ浸っているということなのですよ」

  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿