新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月23日 その3 岡田晴恵白鴎大学教授が

2020-02-23 13:41:14 | コラム
聞き捨てならないことを言っておられた:

今朝ほど何処のテレビ局だったかは相変わらず失念したが、白鴎大学の岡田晴恵博士は「アメリカでインフルエンザ(「インフル」などという間抜けななカタカナ語もあるが)で亡くなっている人が2万人近くもいるようだが、その中に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった人がいるのかも知れない」と指摘しておられたのは、聞き捨てならないことだと思っている。トランプ大統領はいち早く中国全土からの入国を制限されたが、それ以前に感染者が入っていたのではないかと言われたのだとも解釈した。あり得ることだろうとは思う。それでも大統領は手を打たれた。

それに引き換え我が国は未だに決断できていない。アメリカは兎も角、我が国の近隣とも言える東南アジア諸国ですら、既に我が国への渡航制限をしていたではないか。何ということだと言わずにいられない。マスクが足りないと騒ぐが、今朝も開店前から薬局に大勢で並んでいる者たちを問い質せば「上海から来た」と言うではないか。折角、菅官房長官が増産を業界に求められても、この不始末だ。この際一寸した英断で「中国人には売らない」か「当日の購入は一度だけ」との条例でも発動すべきだ。既に援助と称して100万枚も送った自治体があったではないか。供給過剰だ。

だが、政府が幾ら努力をされているか知らないが、現状では我が国は中国に次ぐウイルス汚染国の汚名を着せられている。今朝ほどの岡田博士の指摘を聞けば「本当にそうなのだろうか。その汚名を返上する為のあらゆる努力をしないのだろうか」と言いたくなる。テレ朝の「テレビタックル」では、私の懸念と同様に「アメリカは我が国からの入国を制限するのでは」という懸念を示した方がおられた。SM氏は去る18日に「トランプ大統領は我が国からの飛行機の入国を拒否するかも」という危惧を語っていたではないか。

最早、事態は満員電車がどうの、吊革や手すりやドアノブに触れたどうしたのと議論していることも必要だろうが、そんなことを語り合っている時は終わったのではないか。偶には何か先手を打っても誰も非難しないと思う。私の予知能力では見えなかったオリンピックの開催は、選手団を送り込んでくる国が何れはなくなってしまうかららしいと思うようになった。安倍内閣と国会議員の皆様が、以上のような悲観論者の心配事を杞憂に終わらせくれるように願っている。でも、ホテルの明細書とか上様宛の領収証の有無の方が重要だと言われそうで怖い。


2月23日 その2 私が加藤厚労相を嫌う理由(ワケ)

2020-02-23 12:02:13 | コラム
それは「~させて頂きました」を多用するから:

嘗て、「頂門の一針」を主宰される渡部亮次郎氏が“「~させて頂きました」か「~させて頂きます」という物の言い方は嫌いだ。”と言われたが、私も全く同様に嫌っていたし、今でも大嫌いだ。この言い方は必要以上に謙って「ここまで謙虚にしているのだから解って下さいか、理解せよ」とでも表現したい姿勢が隠れているのだと、私は解釈している。苟も一国の大臣ともあろうお方が国民に向かって謙って見せて「何を言っても免責」とでもしたいのかとすら疑っている。責任逃れだ。彼はこの重大事に際しては、何物をも逸れずに「ズバリ」と告げるべき立場にいるのだ。自戒せよ。

しかも情けないことは、渡部亮次郎氏が何年も前に批判された表現を東大のご出身で大蔵省におられ、次期か次次期の総理候補とマスコミに報じられている大臣が「責任逃れ」ばかりしているのも問題だが、この程度の言葉遣いの適不適がお解りではないのが情けないのだ。私は「もしかすると、彼が育った頃からの我が国の国語教育の欠陥」が現れているのかdとすら疑っている。謙譲語の使い方くらいチャンと教えておけでもと言いたくもなる。それとも高級官僚の賢い狡さの表れなのか。

今や、これと似たようなおかしな表現が巷に満ち溢れている。これは既に採り上げたが、2006年1月に何十年振りかで入院して看護師さんたちが「~して貰って良いですか」を当たり前のように使うので面食らった。古き良き日本語に訳せば「~して下さい」という意味だったと直に理解はできたが。次に、これもその一例だと考えているが、私のような昭和一桁生まれにはこのような出来損ないの敬語は、ほとんどがテレビに登場するアホどもが使うので、私の持論である「言葉は耳から入るものが最も学習しやすい」が当て嵌まり、一般化したと思っている。

他の例を挙げてみよう。他人様が言ったことかやったことを表現するのに「~と言っておりました」か「~しておりました」と言うのは「~と言っておられました」か「~しておられました」が正しいと思っている。「お会いする」はこのAtokでも直されてしまうし、国文学者のKS氏も「自分に敬語を付けるのは誤り」と指摘された通りだと思う。私はAtokが言う通り「お目にかかりました」とするべきだと信じている。これを使うのが芸人どもなら未だ看過してやらないでもないが、総理大臣までお使いになるのは「何だかなー」と思ってしまう。

芸人やインタビューされたスポーツ選手が「私に中では」と言うような言葉遣いは、私は矢張り古き良き日本語に訳さねばなるまいと思う表現である。一聴、格好良さげだが、私には彼等が他人の真似をする知恵しか無い国語力不足を曝しているだけで、決して普及させるべきではない言葉遣いだと軽蔑している。解釈すれば「私の考えでは」か「私の頭の中にある見方は」か「私が思うには」辺りになるかと思う。これをアホどもが年がら年中テレビで言うから、ウイルスのように蔓延したと思っている。もしかしてこの手の表現を使う輩は「これぞ時代の先端を行く言葉遣い」とでも悲しくも誤解しているのでは。


各テレビ局と政府に望むこと

2020-02-23 08:11:21 | コラム
日本版CDCが必要ではないのかな:

ニュースの冒頭に「何人の感染者がどこそこ出て感染経路が不明」というような報道をするのを、私は止めて最後にでも持っていって欲しいのだ。これでは、視聴者の恐怖心と警戒心を増幅させるだけだと私は考えている。現に、かく申し私もこの報道姿勢には屡々危機感を煽られている。「最早流行期の初期に入った」と言われた専門医の方がおられたように、これまでの政府、就中厚生労働省と今や広報担当官と化した加藤勝信厚生労働大臣の決められない態度からすれば、当然の帰結である。だからこそアメリカ国務省に「渡航注意」の2段階目に引き上げられたのではないか。

これまでに繰り返して引用してきた我が友SM氏の「意を決して帰国します」が決して単なる冗句に終わらず、彼自身がアメリカに戻れない事態が生じるかも知れないし、某社の元副社長氏のLAに住まれるお嬢さんが「早く日本を脱出してこちらに来るように」との電話も笑い話ではなくなってきはしないかと、私は悲観論者だから本気で恐れている。マスクの供給が不足しているとか何と言う程度の問題で済めば、大変結構な事態だと思う次第だ。

何故、事ここに至っても政府が中国からの入国を全面的に禁止の措置を執らないのかと、私は疑問には思わない。政府は中国に気兼ねをしているだけだと思う。識者は「中国から我が国の産業に必要な部品等がはいってこなくなる危険性があるからだし、人と物の交流が云々」と解説させる。私は輸入品にウイルスが付着はしてこないと思うし、会談や打ち合わせは方々で推奨されている「テレワーク」があるのならば、ICTの大先進国である中国とは、その手法で話し合える(「コミュニケーションが取れる」)のではないかと見ている。

感染経路不明などと発表の度毎に言うが、言わば野放し的に入国させた中国人が国内に偏在すれば、何時何処で感染させられても不思議ではあるまいと思えるのだ。何度何度も述べてきたが、この街に来てみて解るこことは、北京語を話している老若男女が溢れている実態だ。彼等がウイルス発症前から滞在しているのか、それ以降に脱出してきたのかなどは突き止めようがあるまい。そんなことを許してしまっている安倍政権の失態だと、私は考えている。でも枝野以下を支持する気など毛頭ないのだから、現政権を支持する姿勢は消極的に変えない。

総理は今後の為にも“Better late than never.”なのだから、日本版CDC(the Center for Disease Control and Prevention)を早急にかく関係省庁から適格者を選んで設立すべきではないのか。その長に加藤勝信氏だけは任命しないで。即ち、誰も責任を持っていない現体制だからこうなったと反省すべきだ。CDCには"the Center”と「中心」であるとなっているではないか。また、各官公庁と都道府県には報道官を置いてはどうだろう。地方では全て知事がその役を担っているのもやや不思議だ。知事は報道官を兼任すべきとでも言う規定があるかと疑うし、その分の手当を貰っていないと思う。


2月22日 その3 矢張りウイルスの感染が気になるので

2020-02-22 16:19:33 | コラム
掛かりつけのクリニックのS先生に伺って見た:

先生のご意見は「貴方は高齢で確かに心不全を抱えているので、極力人混みを避けていた方が良いだろう」だった。そして「どうやら流感にも似ているようなものらしいが、もし発熱したら厚労省(なのかな)の指示のようにあの電話番号を試してみて、何と言われるかを聞いてみるしかない」だった。ということは「このクリニックでは診ることは出来ない」と言われたのと同じだった。先生は私が発熱に弱いとはご承知だが、37.5度くらいなら耐えられるのではないかと激励された。何れにせよ、私はこの「クリニックや病院にはいきなり行くな」という政府の言い分は無慈悲だと思わずにはいられなかった。


ところでマスクだが、このクリニックでは看護師さんと3人の医療事務担当の女性は皆マスクをしている。だが、S医師はしておられない。看護師さんが「先生がマスクをしておられないとは」と苦情めいたことを言われた患者さんがおられた」と教えてくれた。そう言われて見れば、S医師がマスクをしておられたのを過去32年間1~2度見たことがあったが、その時は悪性の風邪だったと聞いた記憶がある。テレビに登場される多くの感染症専門の医師の方は「マスクをしていても意味はない」と言われるのは「ウイルスはマスクを通過してしまうので防ぎようがない」と解釈している。

産経新聞は比較的発見しにくい場所に「アメリカのCDCが日本を渡航注意とした」と掲載していた。確か最早9ヶ国だったかが同様の処置をしているとの報道もあった。それはそうなるだろうと思う。何分にも、我が国の政府は未だに韓国と共に中国からの入国制限を湖北省と浙江省だけにしているし、ダイアモンド・プリンセス号への対応が各国のメデイアに悪し様に言われているからだ。我が友のSM氏は「このままにしていたら、トランプ大統領に日本からの入国を禁じられるのでは」と言っていたが、本当にそうなりかねない気配だ。そうなれば、彼は帰国できなくなってしまう。

それどころではない。森会長も小池都知事もオリンピックは開催すると明言しておられたが、開催しても選手団が来なくなってしまう事態が起きないとは言えなくなりはしないかと、私は密かに危惧している。全人代を延期しそうな中国が、選手団を送り込めるところまで事態を改善できるのだろうか。24日までは連休とやらなので、何処にも行かずにジッとしていよう。この界隈にはあれほど中国人が多くても、未だに感染者が出ないのは不思議なのか、それとも奇跡なのか。

余談だが、本日は2020年(令和2年)2月22日と、これでもかと「2」が並んだ日だった。

2月22日 その2 「パーテーション」って何のこと

2020-02-22 08:41:45 | コラム
カタカナ語排斥論者の嘆き:

今朝ほどは「テレビ朝日さん、如何に何でもパーテーションはないでしょう」と叫んでいた。何もテレ朝だけではないが、この「仕切り」か「間仕切り」等を意味する“partition”を「パーテーション」とする傾向が段々に激しくなってきた。思うに、普通の日本人には「パーティション」が発音しにくいだろうとカタカナ語製造業者が気を利かして、こういうとんでもないカタカナ書きにしたのだろうと疑っている。ジーニアス英和辞典はチャンと「パーティション」というカタカナ書きまで記載されているのに。

私はカタカナ語製造業者が何故英語本来の発音を無視して、おかしなカタカナ書きをしてそれをテレビ局や新聞社に強制(しているのか、彼等が「これ、これ」と思って飛び付くのか)しているかとすら疑っている。現在のように世を挙げて英語教育の強化を謳っているときに、何の恨みがあってインチキな発音になってしまうカタカナ語を普及させるのか、私は憤慨する前に呆れている。特に酷いと何度も指摘した「セキュリテイー」などは、立派なはずだと思う学識経験者がテレビで躊躇うことなく「セキュリティ」と言っているのは凄いと思う。

あの方々は中学校から高・校大学にかけて、一体どのような教師にどのように英語を教えられたのだろうか。“security”を英和辞典でも英英辞典でも見れば、発音記号は「セキュアラテイー」に近いように掲載されている。元の動詞の“secure”を敢えてカタカナ表記すれば「セキュアー」であるのだから、それを名詞形にすれば最悪でも「セキュアリテイー」となると思うよ。こんな事を何度言っても効果はないと承知しているが、言っておかないことには「本当の英語の発音」を知って貰うことが出来ないと思うので、敢えて言っておくだけだ。カタカナ語製造業者よ、反省せよ。