新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「ガ行鼻濁音って何の事?」

2024-06-07 08:21:12 | コラム
「ガ行鼻濁音」は「いにしえ」の話になっていた:

小さな話題を取り上げていこう。昨日にかなり意気込んで取り上げた「ガ行鼻濁音」の件だったが、意外のようでもあり意外でもなかったことで「そういう事があったとは知らなかった」であるとか「全く意識していなかった」という反響が50歳を超えた年齢層から聞こえてきた。「やんぬるかな」(=己んぬる哉)の思いである。もっと若い世代に「知っていたか」などと尋ねるのも野暮なことで、無駄な努力になるのは必定。

昨日も一寸だけ触れたが、往年はガ行鼻濁音で話すことがNHKのアナウンサーたちには必須だったそうだ。何十年前のことだったか、そのNHKでもガ行鼻濁音率は60%程度に低下、民放では40%にも満たないという嘆きの声を聞いた記憶があった。「それが今や」という時代になっていた。

日本語の変化はこれだけに止まらず、私が1960年代に気が付いたことである「英語の単語をカタカナにして日常会話に使う傾向」が目立ってきて、今や何かと言えば「ハラスメント」にしてしまう好い加減さである。自国語をこんな状態にして恥じない人たちが政治を担当するから、政治資金改正法の改正に内閣と与野党が演じたような醜態になってしまうのではないか。


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