新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月11日 その2 マスコミの偏向報道を責める

2015-08-11 08:06:57 | コラム
原発に事故が起きたら誰が責任を取るのか:

この質問は当に極めつきの愚問ではないのかと思って川内原発の再稼働に関しての田中委員長の記者会見を聞いていた。

川内原発の再稼働が決まって、多くのテレビ局が現場に出張って地元民のご意見を承っていたし、記者が田中規制委員長に質問をしていた。そのなかに「万一事故が発生したらその責任を誰が取るのか」と尋ねていた愚か者がいた。委員長は「我々の定めた基準に合格したから再開を認めたのだが、事故が起きないとの保証はしていない」と言った後で「基本的には事業会社だが、委員会にも責任がない訳ではない」と締めた。

私はこの幼稚なと言うべきか、答えが予め解っていることだし、そう聞けば反対派は言うに及ばす、低民度の地元民と原発再稼働反対のプロ活動家の拍手喝采となるのは解りきっていると思って聞いていた。この煽り方が偏向したマスコミの常套手段であるのは明らかだ。こうして一般の罪なき国民を不安に陥れるのが彼らの使命なのだから。

これまでに致命的な地震と津波以外の原因で原発が事故を起こしたことがあっただろうか。それでも民主党政権はあの偏向したとしか思えない委員会を設けて、厳格な基準で審査させて、再稼働に漕ぎ着けたのである。事故があれば既に東電は事実上の倒産状態になるほど責任を取らされているではないか。しかしながら、あのGEの原子炉を納入した企業グループの責任が云々されたとは聞いた記憶がない。マスコミの低劣さが現れている。

最早陳腐な説と化した感が深いが、原発を地元に招聘するのにどれほど熾烈な運動が各地で展開された事実をマスコミは絶対に報じようとはしない。原発が地元では重要な雇用主であることに触れるのも許されないかの如き風潮がある。川内では「やっと動くことになって安心した。これで電力不足が生じないだろう」とインタビューに答えた人もいた。しかし、その直後に反対派の大デモ?の光景を映しだした。これを偏向と言わずして何を偏向と言うのか。



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