新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカが立ち上がった重大な日に

2015-10-28 08:00:45 | コラム
アメリカが立ち上がったその日に見た野球:

ヤクルトの山田も立ち上がった。アメリカは毅然として埋め立ての12海里内に駆逐艦を航行させたと報じられたその27日の夜の日本シリーズ第3戦は中々の見物だった。私は今シーズン始めに山田が大振りで当たっていない間のヤクルトに疑問を感じると言っていた。だが、山田が調子を取り戻してくるにつれてヤクルトは強いティームに変身し、トリプルスリーとやらを達成し、遂にはリーグ優勝をしてしまった。

第2戦までのヤクルトは山田の沈黙と共にありきたりのと言うか昨年までの普通に弱い野球をやっていたが、昨夜の余り見たことがない三打席連続ホームランと山田が力を発揮すれば、セントラルリーグの優勝の貫禄を見せてくれた。マスコミ用語の「短期決戦」では主力打者の好不調が命運を左右するが、長期のリーグ戦では一度や二度の負けは補いがつく。だが、4回勝てば終わりのシリーズではこのように一人の出来が左右するものだと思って見ていた。

実は、何を隠そうヤクルトが先発に杉浦を出してきて尚且つ5回まで引っ張って4失点となった時には「最早これまでか」と半ば諦めの境地だった。ところが、当方が「運動神経発達型」と形容する山田は、下位打者しか打てないソフトバンクをホームランの連発で叩き潰したのだった。そこまでは良いが、無茶振りだけの雄平や釣り球の落ちる球を注文通りに空振りし続けるバレンティンは気懸かりだ。真中監督は何故昨夜館山を使わなかったかが解らない。

ソフトバンクは内川の不在を李大浩の踏ん張りで補ってきたが、彼が不注意にも寝違えて頸が動かないという理由で途中交代し、柳田もアナウンサーが称える「フルスゥイング」が空を切っている傾向があるようだし、CSでは快投した千賀が緊張感を強いられる日本シリーズでは山田を抑えきれなかったとみた。第4戦目は摂津かStandridge(スタンドゥリッジだと思うが)の先発で普通に打ち出した山田を抑え切れれば勝機があるかと思う。

昨夜は山田が3本もホームランを打った辺りで猛烈な睡魔に襲われ、気が付けば8チャンネルでは何か他の番組をやっていた。しかし朧気ながら畠山がホームランを打ったと聞こえた気がする。当方はどちらのファンでもなく、ただ単に事前の予想が不利と出ていたヤクルトを判官贔屓で勝たせたいだけだ、念のため。ソフトバンクの「何もしない」工藤監督も内川の不在と李の故障では何かしないわけには行くまい。その「何か」が運命を左右するだろう。



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