新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月25日 その3 墓参か花見か

2018-03-25 16:37:09 | コラム
24日に染井霊園に:

これは歴とした墓参だったが、昨24日に初めてお彼岸の間に亡母の墓参に染井霊園を訪れたのだった。祥月命日は4月11日なので平常は4月になってから出掛けても染井吉野の本場である霊園の桜に間に合っていた。しかし、近年は段々に花が咲くのが早まって4月になってからでは葉桜見物になってしまうようになった。これも地球温暖化とやらが原因かと思っている。そこで、今年は諸般の事情もあって24日に出掛けていったのである。

だが、折悪しく当方の体調が24日まで保たず、と言うか19日に受けたブロック注射の効果が切れ始めたので、朝一番にSクリニックに行くことから始めた。朝は8時50分に到着したのだが、それでも順番は3人目という具合。老人は朝が早くから病院に来るということだ。10時過ぎに高田馬場駅前で家内と落ち合って巣鴨に向かった。改札を抜けてから漸く気が付いたのだが、「四の日」でトゲ抜き様の縁日であり駅は大混雑だった。

染井霊園は17号線の方から入れば桜を眺めながらお墓まで到達できるので、花見どころか人手を見に入ったような状態だった。だが、初めてお彼岸の間に来たので良く解ったが、多くのお墓は綺麗に掃除されて花が飾られていたので、墓参に見える方が多いのだと大いに勉強になった。亡母には「大病で苦戦中の弟に『こっちに来ないようにしなさい』ときつく言って下さい」とお願いしておいた。

その後は縁日とは承知していたが、折角ここまで来たのだからと地蔵通りに向かった。矢張り高齢者の人並みを押し分けて歩くような状態で、家内と早期退散と決めた。そして、お馴染みの?マルジで赤い靴下2足組を約400円で購入しただけに止めた。これは厚手で室内履きに適切で一寸こじつけだが、スリッパの代わりになるし、暖かいのだ。丁度昼時になったので「動かない寿司屋」としてはB級グルメに入れても良いと思う17号線沿いのマグロの「すし三昧」を選んだ。

ここまでて、言うなれば3箇所を回ったことになったほどよくぞ動けたものだった。帰路は山手線を高田馬場で降りた時が丁度我が家の前で止まる1時間に1本のバスの時間にピッタリで、楽に帰宅が出来たのは幸運だった。尤も、この頃になると注射の効き目が出てきて何事もなかったような快適な体調になっているというのも皮肉なものだと思う。

そうそう、言い忘れたが「染井の桜」はほぼ満開に近い状態で、一部に未だ八分咲きかなと思わせる並木があったから、明日辺りで終わりになってしまうのではないかな。今年は17号沿いの駐車場には観光バスは1台しか停まっていなかったが、あれは縁日かお花見かどちらを狙ったものだったのだろう。何年前だったか、霊園内を旗を掲げたガイドを先頭にした花見の団体を見かけたが、あれは一寸失礼ではないかなと思った。何れにせよ、良く動き回った半日間だった。



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