新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

今回も気温の上下に耐えきれなかった

2014-02-24 08:20:21 | コラム
室内外の温度の変化に対応出来なかったようだ:

昨23日は全く何かしようという意欲が湧かず、気力が恰も特に強靱な靱皮繊維で抄き上げられた薄くても強い和紙(業界では「ワガミ」と読む)でピッタリと覆われてしまったかのようで、動きたくともその薄い紙を突き破れずに動けない状態になってしまったために、終日何もしないでただテレビをボンヤリと見ているだけだった。

その原因がまたもや気象病だった。19日(水)にまたアレルギー性鼻炎が出たかと思う鼻が痒くなり鼻水も出たし咳も出てきた。そこでS医師に何時もの点鼻薬と薬を貰ってこれで何となかったと思っていた。ところが、翌20日になるととてもそんな生やさしい状態ではなくなって、多少熱っぽくなってきた。そこで、木曜日を休診にしておられないこのアパートの地下のO先生に診て頂いた。この時点では熱は37度にも達していなかった。

先生の診断は「室内外の温度差に対応出来ずに自律神経失調症の初期で、余り動かずに静かにしていなさい」だった。これは、昨年の夏の2度目の心筋梗塞から立ち直れて退院した後に散々苦しめられた酷暑のための外の高温と、空調された室内の温度差に身体が調節出来ずにおかしくなってしまった所謂「気象病」と全く同じ現象のようだった。

昨年の夏は2度目の心筋梗塞から立ち直れたのは良かったのだが、精神的に不安定な状態にあった上に検診や種々の検査のための通院もあれば、外出せねばならない用事も多々あって外出せざるを得なかった。そして、外に出た時の目がくらむ強い日差しと猛暑に対して、室内の空調を効かせた温度の落差に身体付いていけずに非常に苦しめられた。早く夏が過ぎで秋が来ることをひたすら願っている生活を強いられた。

その待ち望んでいた秋はあっと言う間に過ぎて冬が来た。天気予報はしきりに寒い冬を強調しているが、当方には昨年の散々苦しめられた酷暑と比べれば何ほどのことやあるという程度にしか感じていなかった。これならば何とか乗り切れるだろうと高を括っていた。19日(水)もダウンのロングコートで武装してあったので、問題あるまいと思って21時過ぎに外に出た瞬間に少し寒いかなと感じた程度だった。

しかし、今にして思えばその「その少し寒いかな」が敗因だった模様で、気象病を招いてしまったようだった。21日の午後になって何となく震えが来て寒気を感じ熱を測れば38.4度。それでなくても熱に弱い当方にとっては途方もない高熱だった。早速O先生に電話で診断を仰ぐと熱が出るような症状ではなかったのだが、下り坂だった体調が耐えきれなかったのだろうと、解熱剤を頂いて何とか熱を下げることは出来た。

そして、22と23日はただ休んでいただけで、処方された薬を飲んで鼻と喉が治るのを待っていた。これまでにも何度か述べてきたことだが、私は毎年夏が来れば「この夏を何事もなく乗り切れるだろうか」と案じ、冬が迫れば「何としても無事に冬を乗り切るべく努力しよう」と心掛けてきたものだった。ところが、昨年の夏は未だ嘗てない大苦戦だったし、この冬も何とか2月半ばまで乗り切ったところで捕まってしまった、当人は油断しているつもりはないのに。

今日24日の状態は鼻も喉も小康状態だが、未だ手放しで安心出来るところまで回復出来ていない。明日は9週間置きとなった国際医療研究センターの循環器科での定期検診である。そこには無事に出かけられるように今日は静かに過ごすべきかと思案中である。高齢化とはこのように弱くなることらしい


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