新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月29日の出来事

2024-03-01 08:06:23 | コラム
閏年だったとは気が付かなかった:

昨日になって気が付いた訳ではないが、2月が28日で終わらなかったことに気が付くのが遅かった。何処かの都市で運転免許証発行のシステムに齟齬を来して発行できなかったというニュースがあったが、4年前に何で発見できなかったのかな、などと考えていた。特に29日だったから発生したことではなかったが、印象的だった事柄を挙げてみよう。

政治倫理審査会:
全く予想外のことで出席された岸田総理が弁明で「与野党間の調整が云々で開催が遅れたこと」詫びられたのに対して、立憲民主党の野田佳彦元総理が「野党では揉めていない。自民党内で出るのか出ないのとか、公開か非公開の調整に手間取っていただけではないか」と迫られたのが面白かった。

だが、岸田総理は毎度のことで質問されたことに正面から答えることを(「巧みに」と言うのだろうか)避ける姿勢で切り抜けられただけで、特に目新しいことは言い出されていなかった。この点などは充分に予測できていたことであったし、総理が出席を選ばれた背景にこういう意図があったのだろうと推察しても、そう誤りではないと思う。

二階派の武田良太元総務大臣にしても同じようなことで、新鮮味があることは語らなかった。「なるほど」と思わせられたのは二階俊博元幹事長を庇う姿勢で、親分を守ろうとしているなと感じて聞いていた。要するに「報道されてきた事柄以外は出てこなかった」のだが、これも予測の範囲内だった。本日の元安倍派の幹部にも期待はできないと思う。

要するに「岸田文雄総理の政権維持の為の懸命な姿勢と対策というか対応」があらためて非常に明らかに見えてきた審査会だったと思う。即ち、総理は何とかしてこの「不記載問題」(朝日新聞が真っ先に「裏金」と決めつけた)に決着を付けて、政権を守り抜き予算を成立させようと試みておられているとの報道を信じても良いだろうという気にさせられた。

大谷翔平が結婚を発表した:
マスコミ報道の事だから、この重大な出来事を何事をも忘れ、優先して取り上げるだろう事は解っていた。その通りで政倫審関連の件などなどは置き去りにされていた。尤も、昨日の審査などを見ていれば、そういう扱いになったのも仕方がないと思わせられた、興奮も感動もしない語りだけだったのは残念だったが。

プロのスポーツ選手は結婚が早い傾向が見えるが、大谷は寧ろ遅い方だったのだ。私は「犬を飼い始めた」というニュースで戯れているのを見せられた時に「彼のように独身であり、試合で各地を転戦していてはがペットを飼えないだろう。ベイビースィター(ベビーシッターとは言いたくないので)ではなくペットスィターにでも依存しているのか」とは言った。だが、女性がいるとは想像できなかった。ではあっても喜ばしいことだったと思う。

余談だが、何処かの局アナが「2月29日に正式に結婚すると、4年に一度しか結婚記念日が巡ってこなくなりはしないか」と心配して見せたのが面白かった。

楽天からNYヤンキースに転じた田中将大はアイドルを選んで結婚したが、新妻は確かスポーツ選手用の栄養学だったかを学び資格を取って、田中将大の健康管理に専念したと報じられていた。恐らく、大谷の場合は田中よりも健康管理に厳格だろうし、奥方もその辺りを心得ておられるのだろう。

また、アメリカでは住宅地とショッピングセンターとは大変離れているので、買い物に出るのも自分で運転して、あの渋滞が激しいカリフォルニア州のフリーウエイを運転して行くも負担になるのではと、他人の疝気を頭痛に病んでいる。また、当たり前のことだが、相当程度に自分の思うことを充分に言えるだけの英語力も必要になるだろう。ではあっても、風光明媚で気候も温暖なカリフォルニアで暮らせるのは有り難いのではないか。

結婚生活も兎も角、大谷君はティームと、Dodgersのファンと、日本国民の大いなる期待に応える活躍をして、World seriesを制覇するのが彼の人生の中での最大の目標のように設定しているようだ。それでは充分に体調を整えて、怪我をしないで、今シーズンは打者のみでの大活躍をしなければならないのだ。MLBの予測ではホーム競争では2位となっていた。それを見返すよう奮起してタイトルを総なめにして欲しいもの。


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