新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月28日 その2 中国の野望と横暴を排除せねば

2020-03-28 15:09:15 | コラム
将に「中禍」の時代では:

2~3日前にBS(TBSかフジかを失念)でチャイナウイルスに徹底的に痛めつけられているイタリアを特集していた。そこに登場したのが、イタリア在住の漫画家で随筆家と紹介されたヤマザキマリという女性だった。私は漫画というものを毛嫌いしているので、ヤマザキマリさんとはそも如何なる人物かを全く知らなかった。ところが「テルマエ・ロマエ」(=Thermae Romae)という映画化された有名な漫画の作者だった。それならば、散々テレビで宣伝された私が口元が好ましくないと思って評価しない阿部寛が主演した映画だとは分かった。そこまでの知識だった。

ところが、このヤマザキマリさんの「何故イタリアで中国を抜いて世界最大且つ最悪の感染者が出たか」についての説明は極めて明快だった。それは、財政不健全のイタリアは、最早遍く知れ渡っている事実である習近平の一帯一路に加盟して、インフラ等々に多額の投資を受けているので、膨大な数の中国人が移住してきているのだそうだ。この移住については私も想像していたが、現実はそんなに生易しい事態ではなく「既に中国からの移住者の三世が小学校の児童になっている始末で、ベニスなどは中国人が溢れかえっている状態だ」と解説された。

そこで発生した事態は、最近になってその移住者のところに、ウイルス感染者なのだろう中国人が、親戚縁者や友人等の伝手を頼りに大量に入ってきたと考えられるとも指摘された。私は説得力がある説明だと承っていた。そういう事態になるだろうとは、イタリアの事情を余り良く知らない私にも理解できるのだった。だが、私はこの事態は何もイタリアだけに限られてはいないと思っている。それは、私が経験した範囲内の諸国でも、何処に行ってもアジア人というか中国人が数多く我が物顔で振る舞っていたのだ。現に武漢からは500万人も脱出したと報じられているではないか。

私は中国人による災害は何も移民や移住者のみに限ったことではないと見ている。その最も分かりやすい典型的な例が、中国によるWHO支配ではないか。中国はその資金力煮物を言わせてエチオピアを手懐けただけに飽き足らず、同国出身のテドロス氏を強引にWHOの事務局長に押し込んでその組織を自家薬籠中の物とした。そして、この度の新型コロナウイルス問題が発生するやテドロス事務局長似中国の対応を賞賛させ、あまつさえ中国に感謝するとまで言わせたのだった。結果として、この重大な時期に中国はWHOを言わば機能不全に追い込んだのだった。

産経新聞はいち早くテドロス事務局長を罷免せよと社説で論じたが、遺憾ながらそれに呼応する挙に出た国はなかったようだった。思うに、中国には逆らい難い状況に置かれている国が少なくないのだろう。酷い話ではないか。それでも、本日辺りの報道では「テドロス事務局長の罷免を要求する署名が6万だったか60万だったかが集まった」となっていたが、それこそ“Better late than never.”だとは思うが、私はテドロス事務局長一人を降ろしただけでは、中国のUNとWHO支配の野望というか、現実というべき事態は変わらないと思う。

いや、私が言いたいことは19世紀か20世紀だったかに言われていた「黄禍」に準えて、今日までの中国の習近平主席の横暴振りを「中禍」と呼びたいのだ。解りやすい例が新型コロナウイルスがある。彼等は平然と「このウイルスがアメリカ軍が中国に持ち込んだ」と言うし、アメリカがChina virusやWuhan virusと呼称するや否や猛反発するという具合だ。彼等は当然のようにこのウイルス問題を他国にせいにして恥じないのだ。私はこのような「中禍」を可及的速やかに排除する運動を起こすべきではないかと考えている。



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